永島アナのブレイクは、長年、アイドル並みの人気を誇った「女子アナ王国」であるフジの在り方を変えようとしている。
「永島アナをはじめ、山崎夕貴アナ、三田友梨佳アナなど、今のエース級はみな、派手さよりも実力派の堅実路線です。かつての看板女子アナのような飛び抜けた人気はないかもしれませんが、その分、安定した番組進行を長年にわたって続けてくれる信頼感があります。
一方、女優業やモデル業にチャレンジしたいとのことで、久慈暁子アナウンサーが退社することになりましたが、かつてのフジであれば華のある久慈アナにはもっと活躍の場があったはず。彼女の退社は、フジが堅実路線にシフトしたことの現われと言えるでしょう。若手の女子アナたちにアイドルのような活動をさせるというのがフジの特色でしたが、今後はそれもなくなっていくのではないでしょうか」(同前)
永島アナの大学の卒業論文のテーマは『テレビと日本語の変遷 ~アナウンサーに求められるもの~』だったという。まさに「アナウンサーに求められるもの」が変わってきたようだ。