最後は芸能活動再開への想いを口にした
結城:実家で朝起きて夜寝る健康的な仕事をしています。逮捕前は10kgほど痩せてしまった体も、今は戻りました。昨年末からカラオケ店でアルバイトを始め、働く喜びも実感しています。
──もう二度と薬物を使うことはないでしょうか?
結城:「使ってみたい気持ちがゼロだ」というと嘘になります。やはり気持ちが不安定になってしまったり高揚した時には欲が出てきますね。
──使用しないためにどんな努力をしているのですか。
結城:精神科は2週に1回、カウンセリングは月2回通って、気持ちを落ち着ける薬や睡眠薬などの処方薬を飲んでいます。そして気持ちが不安定になった時は真鍋先生や麻薬取締部の方に電話して、なんとかやり過ごしています。最近は飲みすぎない程度にお酒を飲んで気分転換することもあります。
──今後の目標はなんですか?
結城:やはり望みが叶うなら、今年中に芸能活動を再開できればと思うばかりです。そして私に発信できることがあれば、なんでも言っていきたいです。今まさに苦しんでる女の子たちに勇気づける言葉を贈りたい。
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薬物に手を染めたことは許されることではない。しかし、更生を口にした元ミスキャンパスは輝くばかりの笑顔を見せていた。この平穏な日々を続けてほしい。
■取材・文/河合桃子