バッティングはよく「前で捉えろ」という言い方がされる。ただし、ボールを捉える瞬間(インパクト)に至るまでの、バットを構えてから振り下ろす行程も疎かにしてはならない。
「エスパーダを前で振ろうとすると、インパクトを感じられないバランスに設計しています。これを構えてからインパクトの前まで、すなわち“スイングの前半”で感じることができれば、いい軌道になっている、という確認作業になる」
筒香も横浜DeNA時代から愛用し、メジャーにも持参しているという。スイング軌道を確認するこのルーティーンが、昨年の好調に繋がったのだろう。
※週刊ポスト2022年3月4日号