連邦議事堂襲撃事件の現場にも(撮影/横田氏)

連邦議事堂襲撃事件の現場にも(撮影/横田氏)

横田:アメリカの中間選挙は現職大統領の政党が不利とされます。今回も民主党がかなり議席を減らしそうですが、それがトランプの勢いにつながるかは不透明です。中間選挙の前哨戦とされた昨年11月のバージニア州知事選で勝利した共和党のグレン・ヤンキン知事は、トランプとある程度一線を引いていました。

池上:ヤンキン知事は最初にトランプの支持を得てトランプ支持者の票を確保し、次に穏健な政策を打ち出して当選しました。中間選挙では、こうした「トランプ隠し」の戦略をとる共和党候補者が増える可能性がある。

横田:それは上手な立ち回りです。

池上:しかし結果として共和党の当選者が増えれば、「それ見たことか。俺が推薦したからだ」とトランプの勢力が増すかもしれません。

2024年に何が起こるのか

横田:そうなると2024年の大統領選はどうなるでしょう。通常は現職大統領が有利ですが、バイデンの失速は明らかです。民主党は次の大統領候補とされたカマラ・ハリス副大統領が経験不足で味噌をつけ、ヒラリー・クリントンの再出馬まで取りざたされています。かなり混迷した状況です。

池上:共和党はどうでしょうか。

横田:トランプはかなりの確率で共和党の大統領候補者になるでしょう。でもトランプはヒラリーに勝った2016年もバイデンに負けた2020年も総得票数では相手に敗れています。鉄板支持者のほかに、郊外に住む無党派の有権者や、民主党右派をどれだけ取り込めるかがポイントです。

池上:私は6対4でトランプが大統領になる可能性があると思います。

横田:えっ、6割とはずいぶん高い確率ですね。

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