NHKとレコード会社、仲介人の間に、金銭のやり取りがある(写真/時事通信フォト)
NHKにA氏が主題歌選考にかかわった事実関係や、レコード会社から報酬が支払われていた経緯を尋ねると、次のように回答した。
「ドラマ主題歌のアーティストについては、多くの方々から推薦を受けることはありますが、NHKが決定しています。A氏に『NHK公認ドラマ音楽プロデューサー』の肩書や名刺を許可した事実はありません。その他のご指摘のようなことについては承知しておりません」
朝ドラは国民の受信料を原資とした多額の制作費によって制作されている。そのドラマを舞台に多額のカネがやりとりされていることをNHKが把握していないこと自体が問題だろう。
10日発売の『女性セブン』では、A氏が語ったNHKとの“蜜月”や、GReeeeNが朝ドラ『エール』(2020年)の主題歌に決まった背景、『半分、青い。』(2018年)の主題歌をギリギリで断っていたアーティストの実名など朝ドラ主題歌に関する裏事情について詳報している。