天皇家の日常の費用や内廷諸費のために支出された「内廷費」が3億2400万円だったのに対し、秋篠宮家の品位保持のための「皇族費」は、悠仁さまの誕生後でも5490万円程度だった(写真提供/宮内庁)
ほかに職員や警備、常駐する医師なども天皇家の方が手厚くなる。また、天皇家に仕える職員と一宮家に仕える職員では、どうしても能力や意識の差が出ることもあるだろう。端的にいえば、雅子さまと幼い愛子さまが外出されれば、20人ほどお付きや警護がついた。一方、紀子さまと悠仁さまには2、3人だ。
そうした格差があっても、現行制度では将来的に愛子さまと悠仁さまのお立場は必ず逆転する。秋篠宮さまが即位すると、愛子さまは“宮家の皇族”となられる。さらに愛子さまは、結婚したら皇室を離れて民間人として生きていかれることになる。一方の悠仁さまの皇位継承順位は、秋篠宮さまに次ぐ第2位であり、秋篠宮さま即位後は“天皇家の長男”となり、ご自身も将来即位される。
「愛子さまは“天皇家の待遇”を受けられていますが、将来的に“宮家の待遇”を受けられる、あるいは民間で生きていかれるので、手厚さに慣れてはいけない。悠仁さまは、天皇家には及ばない環境で育たれてきたのに、大人になってから“天皇家の待遇”を受けられることになり、かつ、自由な振る舞いを許されないようになる。おふたりのお立場はあまりに対照的です」(宮内庁関係者)
※女性セブン2022年4月7・14日号