しかし、途中でこの企画は立ち消えとなったという。「実現しなかった詳細な理由は明かされていませんが、一部の情報によると、韓国サイドとの交渉が難航して、放映権が取れなかったということのようです。ただ、土屋さんは別作品でも出演OKとなり、複数の代案の中から『やんごとなき一族』に決まり、相手役に松下さんがキャスティングされたのです」(前出・ドラマ制作関係者)
フジテレビに、企画が途中で変わったことが事実なのか、事実ならその経緯などを問い合わせたが、「制作の詳細に関してはお答えしておりません」(広報宣伝部)と回答するのみだった。
フジの関係者と土屋にとっては、産みの苦しみが伴った代替え作品だが、ドラマ界では、このようなトラブルは、たびたび「吉兆」といわれることもある。
「最高視聴率27.6%と大ヒットして『イケメン』という新語を流行させた、松本潤さんと井上真央さんの『花より男子』(TBS系、2005年と2007年)も、『のだめカンタービレ』の企画が途中で消滅して、急きょ立てられた代案だと言われています。何がヒットするかは、ドラマが始まって、しばらく進まないと分かりません」(前出・テレビ局関係者)
土屋&松下の作品は、文字通りのシンデレラストーリーとなり得るか。