芸能

おすぎとピーコ「50年ぶり同居で老老介護」の顛末 互いの消息を知らぬ現状

おすぎ(左)とピーコ(右)

おすぎ(左)とピーコ(右)の近況が明らかに

 軽妙な掛け合いで、一躍人気者となったおすぎとピーコ。だが、最近2人のトークを耳にする機会がなくなった。突然テレビから消えた双子のいまを追うと、想像を絶する近況が明らかになった──。

「おすぎが帰ってくるのよ。具合が悪くなっちゃって、面倒みてやらないとダメなの」

 昨年12月、バラエティー番組『5時に夢中!』(TOKYO MX)に出演したピーコ(77才)はそう話し始めた。この日のトークテーマは「あなたの周りのやっかいな高齢者」。共演者がピーコの双子の弟・おすぎ(77才)の近況について尋ねると、福岡を拠点にする弟の体調が芳しくなく、近いうちに同居を始めることを唐突に明かしたのだ。

 不機嫌そうな顔で「ちょっと嫌なの」とつぶやきスタジオを笑わせたが、ピーコは昨年から自身の環境を変えていた。昨夏、個人事務所「オフィスおすぎとピーコ」をひっそりと閉鎖。おすぎが姉から相続した神奈川県横浜市内のマンションに引っ越しを済ませていたという。

 約50年ぶりとなる兄弟の同居生活。衝突と雪解けを繰り返した名コンビは、人生の最晩年を並走しようとしていた。だが──。4月下旬、横浜の自宅から出てきたピーコに、おすぎとの同居生活について聞くと衝撃の言葉が飛び出した。

「おすぎ? おすぎはもう死にました」

 絶句する記者にピーコはこう続けた。

「ずっと認知症で入院していたのですが、2月に亡くなりました」

──存じ上げておらず申しわけございません……。

「亡くなって、お骨になって帰ってきたの。もうこれで……すみません」

 そう言うとピーコは涙ぐみながら自宅へと戻っていった。老老介護を始めたばかりだった兄弟に何が起こったのか。

ブレイク、亀裂、和解…波乱万丈の2人の仲

 2人の近況を語る前に、まずは激動の半生を振り返る。おすぎ(本名・杉浦孝昭)とピーコ(本名・杉浦克昭)は、1945年1月18日、横浜市に生まれた。両親と13才年上の長姉、9才上の次姉がおり、5分早く生まれたピーコは兄としてしつけられ、常におすぎを気にかける弟思いの兄だった。

 高校卒業後、紆余曲折を経て兄はファッション、弟は映画評論の道へ進むと、1975年に転機が訪れる。ラジオ番組『一慶・美雄の夜はともだち』(TBSラジオ)に一緒に出演し、マシンガントークが大ウケ。その後、「おすぎとピーコ」として本格的に活動を始め、テレビやラジオで“コンビ”として引っ張りだこに。だが兄弟の関係には深刻な亀裂が生じていた。

「当時、イケイケな話術で視聴者を虜にしていたのは、主におすぎさんで、ピーコさんに“才能のないアナタがおすぎの足を引っ張っている”と面と向かって批判する業界関係者もいたそうです。おすぎさんからも“アタシはピーコより才能がある”という態度が透けて見えることがありました。人気絶頂の裏で2人はけんかが絶えなかった。当時のピーコさんは“おすぎとは3日以上仲がよかったことがない”とも話していました」(芸能関係者)

関連記事

トピックス

交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
身長145cmと小柄ながら圧倒的な存在感を放つ岸みゆ
【身長145cmのグラビアスター】#ババババンビ・岸みゆ「白黒プレゼントページでデビュー」から「ファースト写真集重版」までの成功物語
NEWSポストセブン
『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
《長野立てこもり4人殺害事件初公判》「部屋に盗聴器が仕掛けられ、いつでも悪口が聞こえてくる……」被告が語っていた事件前の“妄想”と父親の“悔恨”
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン