芸能

おすぎとピーコも直面か 在宅介護の6割近くが「老々介護」という現実

おすぎ(左)とピーコ(右)

おすぎ(左)とピーコ(右)

 息の合った掛け合いで、昭和、平成、令和と駆け抜けたおすぎ(77才)とピーコ(77才)が、想像を絶する状況に直面している。

 2010年、福岡での仕事が増えていたおすぎは、福岡にマンションを借り、東京には週に一度のペースで通う生活を送るようになる。65才での“地方移住”だった。そのおすぎに異変が訪れたのは昨年の夏頃だったという。

「収録中、集中力が散漫になることが増えたんです。物覚えも悪くなっていたようで、“番組に迷惑をかけるかもしれない”と本人も不安を抱えていました。どうも認知症の初期段階のような兆候があったそうです。

 そこでピーコさんと話し合い、横浜の自宅で同居することになったんです。昨年の秋頃から同居となりました」(福岡の番組関係者)

 おすぎは元気な頃から、「ピーコがいてくれてよかった。老後は2人で暮らしたい」「老後のお金はもう貯金してある。ピーコはお金がないから、アタシが面倒をみないと」とよく話していたという。

 兄弟での「老老介護」生活が始まったわけだが、2人を知る共通の知人は、「結果的にこの同居がよくなかったのかもしれない」と嘆く。

「介護生活のなか、これまでとは違うおすぎさんの様子にピーコさんはショックを受けると同時に、彼自身にも同じような症状が出始めたんです。記憶力が落ちていき、お互いに感情の起伏が激しくなって、毎日のようにけんかをしていました。時にピーコさんが、おすぎさんを“いますぐ出て行け!”と自宅から追い出すこともありました。行くあてもなく街を徘徊するおすぎさんを警察が保護することが続き、“これ以上は一緒に住めない”という状況になったのが、今年の2月ぐらいです」(2人の共通の知人)

 現在、ピーコは横浜の自宅に、おすぎは近隣の高齢者施設に入居している。

「おすぎさんは介護認定も受けており、成年後見人が決まりそうですが、自宅でひとり暮らしを続けるピーコさんも心配です。いまは、行政のかたが週に何度かピーコさんの自宅に様子を見に行っている状況。ただ、部屋にはゴミがたまっていて、身の回りのことは何もできていないように見えます。

 最近、かつての友人らに“おすぎが死んだ”“お骨になって帰ってきた”“葬式も済んだ”などという妄言を言いふらしていて、関係者を困惑させています。しかも、それは冗談という様子ではなく、幻を信じ込んでしまっているようなんです」(前出・2人の共通の知人)

 ピーコはおすぎが施設に入ったことさえ知らないという。

関連記事

トピックス

谷本容疑者の勤務先の社長(右・共同通信)
「面接で『(前科は)ありません』と……」「“虚偽の履歴書”だった」谷本将志容疑者の勤務先社長の怒り「夏季休暇後に連絡が取れなくなっていた」【神戸・24歳女性刺殺事件】
NEWSポストセブン
(写真/共同通信)
《神戸マンション刺殺》逮捕の“金髪メッシュ男”の危なすぎる正体、大手損害保険会社員・片山恵さん(24)の親族は「見当がまったくつかない」
NEWSポストセブン
列車の冷房送風口下は取り合い(写真提供/イメージマート)
《クーラーの温度設定で意見が真っ二つ》電車内で「寒暖差で体調崩すので弱冷房車」派がいる一方で、”送風口下の取り合い”を続ける汗かき男性は「なぜ”強冷房車”がないのか」と求める
NEWSポストセブン
アメリカの女子プロテニス、サーシャ・ヴィッカリー選手(時事通信フォト)
《大坂なおみとも対戦》米・現役女子プロテニス選手、成人向けSNSで過激コンテンツを販売して海外メディアが騒然…「今まで稼いだ中で一番楽に稼げるお金」
NEWSポストセブン
ジャスティン・ビーバーの“なりすまし”が高級クラブでジャックし出禁となった(X/Instagramより)
《あまりのそっくりぶりに永久出禁》ジャスティン・ビーバー(31)の“なりすまし”が高級クラブを4分27秒ジャックの顛末
NEWSポストセブン
愛用するサメリュック
《『ドッキリGP』で7か国語を披露》“ピュアすぎる”と話題の元フィギュア日本代表・高橋成美の過酷すぎる育成時代「ハードな筋トレで身長は低いまま、生理も26歳までこず」
NEWSポストセブン
「舌出し失神KO勝ち」から42年後の真実(撮影=木村盛綱/AFLO)
【追悼ハルク・ホーガン】無名のミュージシャンが「プロレスラーになりたい」と長州力を訪問 最大の転機となったアントニオ猪木との出会い
週刊ポスト
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘に関する訴訟があった(共同通信)
「オオタニは代理人を盾に…」黒塗りの訴状に記された“大谷翔平ビジネスのリアル”…ハワイ25億円別荘の訴訟騒動、前々からあった“不吉な予兆”
NEWSポストセブン
話題を集めた佳子さま着用の水玉ワンピース(写真/共同通信社)
《夏らしくてとても爽やかとSNSで絶賛》佳子さま“何年も同じ水玉ワンピースを着回し”で体現する「皇室の伝統的な精神」
週刊ポスト
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
《駆除個体は名物熊“岩尾別の母さん”》地元で評判の「大人しいクマ」が人を襲ったワケ「現場は“アリの巣が沢山出来る”ヒヤリハット地点だった」【羅臼岳ヒグマ死亡事故】
NEWSポストセブン
真美子さんが信頼を寄せる大谷翔平の代理人・ネズ・バレロ氏(時事通信)
《“訴訟でモヤモヤ”の真美子さん》スゴ腕代理人・バレロ氏に寄せる“全幅の信頼”「スイートルームにも家族で同伴」【大谷翔平のハワイ別荘訴訟騒動】
NEWSポストセブン