国内

雅子さま 来日するバイデン大統領と接見ならウクライナ侵攻が話題に上る可能性も

雅子さまはどうお考えか(写真/JMPA)

ロシアとアメリカ、両国に居住経験がある雅子さま(2019年9月、茨城県ひたちなか市、写真/JMPA)

 皇后というお立場は、時に「国母」と表現されることがある。日本という国の母であり、日本国民の母であることを意味している。皇后となられてから3年──雅子さまは、日本のみにとどまらない“世界平和の母”としての重要な責務を担われようとしている。

「令和」の時代が幕を開けてから、丸3年が過ぎた。昭和から平成にかけての改元と異なり、服喪を伴わない新時代の到来は、日本中を慶祝ムードに包んだ。しかし、2019年秋に天皇陛下の即位にまつわるさまざまな儀式が行われてから数か月後には、世界は新型コロナウイルスとの終わりの見えない長い闘いのトンネルに入ってしまう。令和皇室は、大半がコロナ禍の影響下にあり、耐え忍ぶ時間が続いている。

「公務の絶対数は減り、オンラインで行われることも増えました。雅子さまは公務が減ったことにより、体調を整えにくくなられた面もあったそうです。それでもこの4月には、13日、18日、23日と短い間隔で複数の公務を担われました」(宮内庁関係者)

 そんな雅子さまが、皇后として大きな山場を迎えられようとしている。5月22日から、アメリカのバイデン大統領が大統領就任後、初訪日する。

「岸田文雄首相との会談や日米豪印4か国の首脳会合のほか、天皇陛下との接見も設定されるでしょう。コロナ禍もあり、バイデン氏はファーストレディーであるジル夫人を伴わずに来日するとみられています。一方、バイデン氏への歓待の意味を込め、両陛下でお迎えすることは考えられます。実際、2009年と2014年にオバマ大統領が単独で来日したときには、当時の天皇皇后両陛下(上皇ご夫妻)が揃っておもてなしをされました」(皇室記者)

アメリカ・旧ソ連両国を知る数少ない存在

 現在、世界は騒乱の中にある。ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから間もなく3か月が経過する。

「天皇陛下の即位にまつわる儀式で、雅子さまはウクライナのゼレンスキー大統領夫妻とお会いしている。現在、報道を注視され心を痛められているそうです」(前出・皇室記者)

 2019年10月22日、即位礼正殿の儀の折、ゼレンスキー氏は皇居・宮殿に足を踏み入れた。タキシードに白い蝶ネクタイ姿で、微笑んではいるが緊張の色が見て取れる。隣には、ウクライナ国旗の色を思わせる薄いブルーのスリットドレスを身にまとったオレナ夫人の姿があった。

 ゼレンスキー氏は差し出された陛下の右手をがっしりと握り、笑顔で祝意を伝える。その後、ゼレンスキー氏は雅子さまとも握手。雅子さまは、ゼレンスキー氏とオレナ夫人にまっすぐ視線を送られながら、柔和な笑顔でお言葉を返されていた。

関連記事

トピックス

女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚することがわかった
女優・趣里の結婚相手は“結婚詐欺疑惑”BE:FIRST三山凌輝、父の水谷豊が娘に求める「恋愛のかたち」
NEWSポストセブン
タレントで医師の西川史子。SNSは1年3ヶ月間更新されていない(写真は2009年)
《脳出血で活動休止中・西川史子の現在》昨年末に「1億円マンション売却」、勤務先クリニックは休職、SNS投稿はストップ…復帰を目指して万全の体制でリハビリ
NEWSポストセブン
中川翔子インスタグラム@shoko55mmtsより。4月に行われた「フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート2025」には10周年を皆勤賞で参加し、ラプンツェルの『自由への扉』など歌った。
【速報・中川翔子が独立&妊娠発表】 “レベル40”のバースデーライブ直前で発表となった理由
NEWSポストセブン
『ザ・ノンフィクション』に出演し話題となった古着店オーナー・あいりさん
〈一緒に働いている男性スタッフは彼氏?〉下北沢の古着店社長・あいりさん(20)が明かした『ザ・ノンフィクション』の“困った反響”《SNSのルックス売りは「なんか嫌」》
NEWSポストセブン
“凡ちゃん”こと大木凡人(ぼんど)さんにインタビュー
「仕事から帰ると家が空っぽに…」大木凡人さんが明かした13歳年下妻との“熟年離婚、部屋に残されていた1通の“手紙”
NEWSポストセブン
太田基裕に恋人が発覚(左:SNSより)
人気2.5次元俳優・太田基裕(38)が元国民的アイドルと“真剣同棲愛”「2人は絶妙な距離を空けて歩いていました」《プロアイドルならではの隠密デート》
NEWSポストセブン
『ザ・ノンフィクション』に出演し話題となった古着店オーナー・あいりさん
《“美女すぎる”でバズった下北沢の女子大生社長(20)》「お金、好きです」上京1年目で両親から借金して起業『ザ・ノンフィクション』に出演して「印象悪いよ」と言われたワケ
NEWSポストセブン
奈良公園で盗撮したのではないかと問題視されている写真(左)と、盗撮トラブルで“写真撮影禁止”を決断したある有名神社(左・SNSより、右・公式SNSより)
《観光地で相次ぐ“盗撮”問題》奈良・シカの次は大阪・今宮戎神社 “福娘盗撮トラブル”に苦渋の「敷地内で人物の撮影一切禁止」を決断 神社側は「ご奉仕行為の妨げとなる」
NEWSポストセブン
“凡ちゃん”こと大木凡人(ぼんど)さんにインタビュー
《“手術中に亡くなるかも”から10年》79歳になった大木凡人さん 映画にも悪役で出演「求められるのは嬉しいこと」芸歴50年超の現役司会者の現在
NEWSポストセブン
花の井役を演じる小芝風花(NHKホームページより)
“清純派女優”小芝風花が大河『べらぼう』で“妖艶な遊女”役を好演 中国在住の実父に「異国まで届く評判」聞いた
NEWSポストセブン
第一子を出産した真美子さんと大谷
《デコピンと「ゆったり服」でお出かけ》真美子さん、大谷翔平が明かした「病院通い」に心配の声も…出産直前に見られていた「ポルシェで元気そうな外出」
NEWSポストセブン
2000年代からテレビや雑誌の辛口ファッションチェックで広く知られるようになったドン小西さん
《今夏の再婚を告白》デザイナー・ドン小西さんが選んだお相手は元妻「今年70になります」「やっぱり中身だなあ」
NEWSポストセブン