スポーツ

巨人・中田翔、古巣・札幌ドームでのお立ち台 日ハムファンへのケジメは付いたのか

昨年8月、巨人に移籍した直後に会見で謝罪した中田翔(時事通信フォト)

昨年8月、巨人に移籍した直後に会見で謝罪した中田翔(時事通信フォト)

 古巣相手に打棒の健在を見せつけた。5月28日の日本ハム対巨人戦(札幌ドーム)で途中出場の中田翔が7回に決勝タイムリー、9回にダメ押し2ランと活躍し、巨人が8対4で勝利した。中田の通算269本目の一発で、全12球団からの本塁打を達成した。プロ野球担当記者が話す。

「5月13日の中日戦でプロ入り初の送りバントを決めてから、何かが吹っ切れたように感じます。あの犠打で中田の反骨心が蘇ったのかもしれません。最近はスタメンから外れる機会が多くなっていますが、調子が悪いわけではないですし、DHもある交流戦では出場も増えるでしょう」(以下同)

 ヒーローインタビューでは同期入団の宮西尚生との対決について、「すごくワクワクしながら打席に立ちました」と話し、札幌ドームでの98本目のホームランとなった“12球団制覇弾”については「自分がホームランを積み重ねてこれたのも、ファイターズファンの皆さんの声援のおかげもありますし、ファンの皆さんの声援のおかげだと思ってます。ありがとうございます」と謝辞を述べた。

 日本ハムに在籍していた中田は昨年8月4日にチームメイトへの暴行事件を起こして、11日に無期限謹慎処分を受けた。しかし、急転直下で20日に巨人へ無償トレードされ、翌日に一軍登録、翌々日にはスタメン出場でホームランを放った。だが、“わずか9日間の無期限謹慎処分”にファンから疑問の声が多数上がった。しかも、日本ハム在籍中ではなく、巨人に移籍した直後の会見で初めて事件について言及し、謝罪した。これには、中田だけでなく日本ハムの対応にも批判の矛先が向かった。

「昨年の在籍中に中田が会見しなかったのは、球団の方針でしょう。彼はこれまで散々叩かれましたし、十分反省していると思います。今回のヒーローインタビューでの態度も、どこか気まずそうでしたしね」

関連キーワード

関連記事

トピックス

アメリカの女子プロテニス、サーシャ・ヴィッカリー選手(時事通信フォト)
《大坂なおみとも対戦》米・現役女子プロテニス選手、成人向けSNSで過激コンテンツを販売して海外メディアが騒然…「今まで稼いだ中で一番楽に稼げるお金」
NEWSポストセブン
「舌出し失神KO勝ち」から42年後の真実(撮影=木村盛綱/AFLO)
【追悼ハルク・ホーガン】無名のミュージシャンが「プロレスラーになりたい」と長州力を訪問 最大の転機となったアントニオ猪木との出会い
週刊ポスト
センバツでは“マダックス”も達成しているPL学園時代の桑田真澄(時事通信フォト)
《PL学園・桑田真澄》甲子園通算20勝の裏に隠れた偉業 特筆すべき球数の少なさ、“マダックス”達成の82球での完封劇も
週刊ポスト
愛用するサメリュック
《『ドッキリGP』で7か国語を披露》“ピュアすぎる”と話題の元フィギュア日本代表・高橋成美の過酷すぎる育成時代「ハードな筋トレで身長は低いまま、生理も26歳までこず」
NEWSポストセブン
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘に関する訴訟があった(共同通信)
「オオタニは代理人を盾に…」黒塗りの訴状に記された“大谷翔平ビジネスのリアル”…ハワイ25億円別荘の訴訟騒動、前々からあった“不吉な予兆”
NEWSポストセブン
話題を集めた佳子さま着用の水玉ワンピース(写真/共同通信社)
《夏らしくてとても爽やかとSNSで絶賛》佳子さま“何年も同じ水玉ワンピースを着回し”で体現する「皇室の伝統的な精神」
週刊ポスト
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
《駆除個体は名物熊“岩尾別の母さん”》地元で評判の「大人しいクマ」が人を襲ったワケ「現場は“アリの巣が沢山出来る”ヒヤリハット地点だった」【羅臼岳ヒグマ死亡事故】
NEWSポストセブン
真美子さんが信頼を寄せる大谷翔平の代理人・ネズ・バレロ氏(時事通信)
《“訴訟でモヤモヤ”の真美子さん》スゴ腕代理人・バレロ氏に寄せる“全幅の信頼”「スイートルームにも家族で同伴」【大谷翔平のハワイ別荘訴訟騒動】
NEWSポストセブン
中居正広氏の騒動はどこに帰着するのか
《中居正広氏のトラブル事案はなぜ刑事事件にならないのか》示談内容に「刑事告訴しない」条項が盛り込まれている可能性も 示談破棄なら状況変化も
週刊ポスト
離婚を発表した加藤ローサと松井大輔(右/Instagramより)
「ママがやってよ」が嫌いな言葉…加藤ローサ(40)、夫・松井大輔氏(44)に尽くし続けた背景に母が伝えていた“人生失敗の3大要素”
NEWSポストセブン
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《金メダリスト・北島康介に不倫報道》「店内でも暗黙のウワサに…」 “小芝風花似”ホステスと逢瀬を重ねた“銀座の高級老舗クラブ”の正体「超一流が集まるお堅い店」
NEWSポストセブン