芸能

百恵さんも愛した老舗和菓子店 消滅危機から一転、復活で三浦祐太朗も安堵

19才の山口百恵

三浦家が愛した和菓子店が閉店となり、どうなるかと心配された(写真は19才の百恵さん)

《誠に勝手ながら、弊社は本日5月16日をもちまして廃業させていただくこととなりました》。70年以上にわたり、東京都西部を中心に親しまれてきた老舗の和菓子店『紀の国屋』が、昨今の和菓子離れ、コロナ禍での需要の低迷などで廃業した。いわゆるローカルニュースのはずだが、思わぬ形で全国的な話題となっている。

 火付け役は、シンガーソングライターの三浦祐太朗(38才)。言わずと知れた昭和の伝説的歌手・三浦百恵さん(63才)と三浦友和(70才)の長男だ。『紀の国屋』が廃業を発表した日に、すぐにツイッターで反応した。

《あまりに突然でショック もういちど、おこじゅ食べたかった…》

「おこじゅ」とは『紀の国屋』の名物であるどら焼きのことだ。翌17日には閉店の事実を確かめるため、実家のある東京・国立市の店舗に行ったという。そして、《三浦家のソウルフードでした》と投稿し、“別れ”を惜しんだ。ある芸能関係者はこう語る。

「国立は三浦家の“地元”です。最寄りの谷保駅前店は、42年前に三浦家に嫁いだときから百恵さんが通い続けたなじみの店。店内には3年前にバラエティー番組で、祐太朗さんがロケ撮影をしたときの写真が飾られていました」

 その放送直後に『女性セブン』記者が同店を訪れた際、偶然買い物に来ていた百恵さんが、その写真を眺めながらほほえんでいる姿を見かけている。友和や次男で俳優の三浦貴大(36才)も、撮影現場の差し入れに愛用してきたようだ。まさに、三浦家の思い出が詰まった和菓子だった。

「友和さんは大の甘党で好物はあんこ。こだわりが強くて、こしあんではなく、つぶあんじゃないとダメなんですって。最近も、同じ甘党の舘ひろしさん(72才)から、1980年代のドラマ『西部警察』の現場で、友和さんとアイス『あずきバー』をめぐってけんかした思い出話を明かされていました。『紀の国屋』は、そんな友和さん御用達のお店でした」(前出・芸能関係者)

 思い出の味がなくなるのはつらいが、“ホワイトナイト”の登場は意外にも早かった。スイーツのインターネット販売事業社『アイ・スイーツ』が5月26日、『紀の国屋』の元従業員20名を雇用して、『匠紀の国屋』の屋号で和菓子事業を始めることを発表したのだ。

 演歌歌手の北島三郎(85才)や、元SPEEDで参議院議員の今井絵理子氏(38才)らも常連で、多くの地元住民に愛された名店だけに“復活”の喜びもひとしおだろう。同社の稲垣富之代表に経緯を聞いた。

「紀の国屋さんとは以前からつきあいがあり、一部だけでも社員のかたを救ってあげたかった。商標権の問題や名物の『相国最中』の金型が倒産で差し押さえられたため、まったく同じ形状では作れませんが、伝統の味に近づけられるよう努力しています」

関連記事

トピックス

防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
「服のはだけた女性がビクビクと痙攣して…」防犯カメラが捉えた“両手ナイフ男”の逮捕劇と、〈浜松一飲めるガールズバー〉から失われた日常【浜松市ガールズバー店員刺殺】
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《左耳に2つのピアスが》地元メディアが「真美子さん」のディープフェイク映像を公開、大谷は「妻の露出に気を使う」スタンス…関係者は「驚きました」
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(27)と伊藤凛さん(26)は、ものの数分間のうちに刺殺されたとされている(飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
「ギャー!!と悲鳴が…」「血のついた黒い服の切れ端がたくさん…」常連客の山下市郎容疑者が“ククリナイフ”で深夜のバーを襲撃《浜松市ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
和久井学被告と、当時25歳だった元キャバクラ店経営者の女性・Aさん
【新宿タワマン殺人・初公判】「オフ会でBBQ、2人でお台場デートにも…」和久井学被告の弁護人が主張した25歳被害女性の「振る舞い」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
大谷翔平がこだわる回転効率とは何か(時事通信フォト)
《メジャー自己最速164キロ記録》大谷翔平が重視する“回転効率”とは何か? 今永昇太や佐々木朗希とも違う“打ちにくい球”の正体 肩やヒジへの負担を懸念する声も
週刊ポスト
『凡夫 寺島知裕。「BUBKA」を作った男』(清談社Publico)を執筆した作家・樋口毅宏氏
「元部下として本にした。それ自体が罪滅ぼしなんです」…雑誌『BUBKA』を生み出した男の「モラハラ・セクハラ」まみれの“負の爪痕”
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト