偽薬によって自然治癒力が引き出されるケースも(写真提供/プラセボ製薬)
自然治癒力を引き出すためには、時として「偽薬」を用いることも有用だ。見た目は薬だが有効成分を含まない「偽薬」を販売するプラセボ製薬の代表・水口直樹さんの会社が販売する「プラセプラス」は還元麦芽糖を原材料とした錠剤型の食品だ。
「演技や教育現場など幅広い使用用途がありますが、主に用いられるのは介護の現場においてです。たとえば施設で『夜眠れないから』と頻繁に睡眠薬の服用を訴える入居者に対して、『プラセプラス』を渡してのんでもらっている事例は多くあると聞いています。
ほとんどの場合、偽薬であっても入眠しやすくなり、副作用が出ないぶん転倒やふらつきの心配もなく、日中も元気に過ごせて活動量が増し、その結果睡眠薬をのんでいたときよりも深く眠れるようになった人が多いそうです」(水口さん)
偽薬によって人間関係が良好になったケースもある。
「介護が長引くと、家族関係に影響が出てしまうこともあります。自身の体調に不安を感じて薬を過剰にのみたがる父と、それを管理する子供との関係がぎくしゃくし、毎回口論になってしまっていた家族が、服用そのものを否定せずに偽薬を渡すようにしたことにより、本人の不安が収まり、介護者も管理のストレスから解放されたことから関係性が落ち着いた良好なものになったそうです」(水口さん)
※女性セブン2022年7月21日号
