ライフ

コロナ禍の中学校 体育の授業中も「顔見られたくない」とマスク着用の生徒たち

マスクを外せない背景に「ヨコの同調圧力」か(写真/Getty Images)

マスクを外せない背景に「ヨコの同調圧力」か(写真/Getty Images)

 マスク着用、黙食、発声禁止、密集禁止など、コロナ禍では、校則とは違う特別ルールが多数採用されている。その結果、いまどきの学校生活がどう変わったのだろうか。女性セブン読者から届いたエピソードを紹介する。

 * * *
「ワクチン接種が進み、文科省からの、『体育の授業においては、マスクの着用は必要ない』などの通達を受け、学校もそのように指導。

 ところが、入学してからずっとマスクを着用して過ごしている中学3年生の娘や同級生たちは、『素顔を見られたくない』とマスク着用を続けています。体育の授業では先生の『熱中症になるよ。お願いだからマスク外して~』という悲鳴が飛び交っているのだとか」45才・主婦)

「娘の中学校では、お弁当の時間のみ、マスクを外すのですが、そのときに顔を見られるのが嫌らしく、教室の電気を消しているそう。黙食なので、昼食時の教室はお通夜のようなのだとか……」(46才・会社員)

「給食の時間は会話を楽しみつつ食べるのが醍醐味だったのに、コロナ対策のために、全員が同じ方向を向いて黙食するスタイルが定着。小学2年生の娘はおしゃべりが大好き。それまでかしましくお話ししていても、食事の席に着くと、途端に黙って食べだすんです。私が話しかけると『シッ』と注意されます。しっかり教育されたようで頼もしいというかなんというか」(40才・パート)

「私と同じ中学校に通う息子。私の時代は、教室内の防寒着の着用は厳禁で、コートをひざにかけているのが見つかると先生に竹刀で叩かれていました。しかし、コロナ対策として冬でも窓を全開にして換気を実施するように。授業参観で、生徒たちがコートとマフラー、ひざかけなどを着用して勉強している姿を見たときに、いまは非常事態なんだと感じました」(38才・パート)

「中学生の娘は、合唱部に所属しています。強豪部だけあって、顧問も先輩も厳しく、練習はきつかったのですが、コロナ禍で部活動が禁止に。最近ようやく復活して久しぶりに顧問の先生に会うと穏やかになっていたとか。先生もプレッシャーから解放されたんでしょうね。いまは部活が和やかで楽しいそう。コロナ禍で消えたブラック部活は娘の学校だけじゃないはず」(46才・主婦)

「息子の小学校では、実験、調理実習、水泳、リコーダーの演奏が禁止に。将来にどう影響するか心配」(38才・主婦)

取材・文/前川亜紀

※女性セブン2022年7月21日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

『ザ!鉄腕!DASH!!』降板が決まったTOKIOの国分太一(右/番組の公式サイトより)
《TOKIO・国分太一が無期限活動休止》「演者とスタッフは“独特の距離感”だった」関係者が明かす『鉄腕DASH』現場の“特殊な事情”
NEWSポストセブン
”アナウンサーらしくないアナウンサー“と評判
「笑顔でピッタリ腕を絡ませて…」元NMB48アイドルアナ・瀧山あかねと「BreakingDown」エース・細川一颯の“腕組み同棲愛”《直撃に「まさしくタイプです(笑)」》
NEWSポストセブン
『ザ!鉄腕!DASH!!』降板が決まったTOKIOの国分太一(右/番組の公式サイトより)
《スタッフに写真おねだりか》TOKIO・国分太一は「コンプライアンス上の問題行為が複数あった」…日本テレビに問い合わせた結果
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一
《日テレで緊急会見の意味は》TOKIO国分太一がコンプラ違反で活動休止へ 「番組降板」「副社長自らスキャンダル」の衝撃
NEWSポストセブン
悠仁さまの大学進学で複雑な心境の紀子さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、今年秋の園遊会に“最速デビュー”の可能性 紀子さまの「露出を増やしたい」との思いも影響か
女性セブン
グラビアのオファーも多いと言われる中川安奈アナ(本人のインスタグラムより)
《SNSで“インナーちらり笑”》元NHK中川安奈アナが森香澄の強力ライバルに あざとキャラと確かなアナウンス技術で「ポテンシャルは森香澄以上」との指摘
週刊ポスト
不倫が報じられた錦織圭、妻の観月あこ(Instagramより)
《錦織圭・モデル女性と不倫疑惑報道》反対を押し切って結婚した妻・観月あことの“最近の関係” 錦織は「産んでくれたお母さんに優しく接することを心がけましょう」発言も
NEWSポストセブン
お疲れのご様子の雅子さま(2025年、沖縄県那覇市。撮影/JMPA) 
雅子さまにささやかれる体調不安、沖縄訪問時にもお疲れの様子 愛子さまが“異変”を察知し、とっさに助け舟を出される場面も
女性セブン
不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《美女モデルと不倫》妻・観月あこに「ブラックカード」を渡していた錦織圭が見せた“倹約不倫デート”「3000円のユニクロスウェットを着て駅前チェーン喫茶店で逢瀬」
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《永野芽郁に新展開》二人三脚の“イケメンマネージャー”が不倫疑惑騒動のなかで退所していた…ショックの永野は「海外でリフレッシュ」も“犯人探し”に着手
NEWSポストセブン
“親友”との断絶が報じられた浅田真央(2019年)
《村上佳菜子と“断絶”報道》「親友といえど“損切り”した」と関係者…浅田真央がアイスショー『BEYOND』にかけた“熱い思い”と“過酷な舞台裏”
NEWSポストセブン
不倫が報じられた錦織圭、妻の元モデル・観月あこ(時事通信フォト/Instagramより)
《結婚写真を残しながら》錦織圭の不倫報道、猛反対された元モデル妻「観月あこ」との“苦難の6年交際”
NEWSポストセブン