国内

【緊急アンケート】安倍晋三氏の後継者 1位・萩生田光一氏、2位・高市早苗氏

「安倍氏の後継者にふさわしい人物は誰か」というテーマで識者26人にアンケート(写真は萩生田光一氏/時事通信フォト)

「安倍氏の後継者にふさわしい人物は誰か」というテーマで識者26人にアンケート(写真は萩生田光一氏/時事通信フォト)

 永田町には、安倍晋三・元首相を失った喪失感がいまだ続いている。その大きな政治的役割を継ぐ後継者は現われるのか――安倍氏をよく知る識者たちが展望する。

“政界の最高実力者”の死は今なお自民党内を激しく動揺させている。最大派閥の安倍派では跡目争いが始まるどころか、当面、安倍氏が決めた執行部体制のまま運営していくことになった。

「『当面』というより『当分』集団指導制をとらざるを得ない。誰一人、現状では全体を仕切るだけの力もカリスマ性もない」

 最大派閥の迷走ぶりをそう看破した甘利明・前幹事長は同派から猛反発を浴び、8月3日召集の臨時国会で行なわれるはずだった甘利氏による安倍氏への追悼演説は“当分”延期となった。演説者選びに異論が出たから追悼演説そのものを延期するなど本末転倒も甚だしいが、岸田文雄・首相も麻生太郎・副総裁も事態を収拾することさえできない。

 まさに誰も何も決めることができない、政治権力にぽっかり空白が生まれている。今の政界に安倍氏の代わりにその空白を埋めることができる人物はいるのだろうか。

なかなか見当たらない

 かつての「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」発起人の1人で評論家の石平氏が語る。

「安倍さんの政治的実力を考えると、“安倍の前に安倍なし、安倍の後に安倍なし”で、後継たる人物はなかなか見当たりません」

 一方、安倍政治に批判的な元毎日新聞論説委員・松田喬和氏の指摘は手厳しい。

「追悼演説をめぐってすったもんだしているのは亡くなった方に対して失礼なことです。従来の自民党には、相手を尊重する、お互いに学び合うという姿勢が強くあった。尊重のバランスをどうとるか、落とすところにどう落としていくか。そうしたことを大事にしていた。

 ところが安倍氏の政治手法は野党などと折り合うことなく多数決で物事を決めていった。後継政治家の人材育成もしなかった。そうした度量のなさが、もともと自民党が持っていた幅の広さ、懐の深さをなくしてしまった。それが今回の追悼演説のゴタゴタにつながっている。安倍政治自体が、安倍後継を消してしまったのだと私には見えます」

関連記事

トピックス

(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
小説「ロリータ」からの引用か(Aでメイン、民主党資料より)
《女性たちの胸元、足、腰に書き込まれた文字の不気味…》10代少女らが被害を受けた闇深い人身売買事件で写真公開 米・心理学者が分析する“嫌悪される理由”とは
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン