芸能

TBS江藤愛アナ、香川照之の代役MCで高まる評価 局内からは「役員候補」の声も

局の“顔”へと成長した江藤愛アナ(写真/ロケットパンチ)

局の“顔”へと成長した江藤愛アナ(写真/ロケットパンチ)

 ついにTBSで初めて朝番組のMCを担当する「局アナ」となった。9月9日、俳優・香川照之(56)がセクハラ騒動で降板した情報番組『THE TIME,』に同局の江藤愛アナ(36)が出演。金曜MCの代役を見事に務めた。

 この大抜擢に「局の大きな期待を感じる」と語るのが、女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏。

「TBSは伝統的に“局アナをMCに起用しない”傾向があります。香川さんの起用もそうですし、『あさチャン!』の夏目三久アナ(38)や『News23』の小川彩佳アナ(37)など他局出身のフリーアナを起用することが多かった。一説にはそれが原因で『TBSはフリー転身が多い』とまで言われてきました。

 それが今回は、局の一大事で江藤アナに頼った。昼の情報番組『ひるおび』の月~水曜も担当しているのでかなりハードなスケジュールです」

 2009年入社の江藤アナは「ミス青山コンテスト2006」で準グランプリに輝くなど華やかな経歴の持ち主だったが、ともに入社した「同期」はその上を行く強烈な個性の持ち主だった。

「田中みな実アナ(36)です。同じ青学出身でミスコン出身、しかも同じゼミと共通点が多かったが、かたやバラエティ番組で見せる“ぶりっ子キャラ”で一躍アイドルアナになった一方で、江藤アナは地味な印象でした。

 しかし、若手時代に『はなまるマーケット』や『みのもんたの朝ズバッ!』を担当、着実にアナウンス力と進行力を身につけました。『ひるおび』でついにブレイクし“昼の顔”に。TBSではその間、田中みな実さんのほか吉田明世アナ(34)、笹川友里アナ(32)、宇垣美里アナ(31)など次々とエース候補が退社するなか孤軍奮闘してきた」(丸山氏)

 着実に評価を高めてきた江藤アナは昨年春、課長職にあたる「エキスパート特任職トップスペシャリスト」へ昇進。同局の40代男性社員が言う。

「30代半ばでの昇進は異例の出世ですね。彼女の最近の活躍ぶりは、部長職を通り越して編集局次長に昇進した安住紳一郎アナ(49)に重なります。安住さんは役員間近と言われており、江藤アナも将来の役員候補だとみんな思っていますよ」

 田中みな実の“陰”に隠れていた女子アナは、局の“顔”へと成長した。

※週刊ポスト2022年9月30日号

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