日本ハムから巨人へ移籍し、原辰徳監督(左)と撮影に応じる中田翔(時事通信フォト)

昨年、日本ハムから巨人へ移籍し、原辰徳監督(左)と撮影に応じる中田翔(時事通信フォト)

 中田は8月に1000打点を達成。33才3か月での達成は歴代10位の若さで、平成生まれでは初だ。タイトル獲得歴では、MVPや首位打者を取った坂本には劣るが、中田も打点王3回、ベストナイン5回など、輝かしい経歴の持ち主。活躍は当然とも言えるが、2年目の覚醒の背景には周囲の影響もありそうだ。

「昨年まで在籍した日本ハムは、とにかくフレッシュなチーム。主力選手はのきなみ中田より年下で、杉谷拳士のように子分状態の選手もいて、増長が暴行事件を招きました。しかし巨人には、菅野智之、丸佳浩、小林誠司と同級生が何人もいて、傍若無人な行動は鳴りを潜めました。さらに巨人にはスタメンに岡本、坂本らの名前があり、日本ハム時代のように“自分が決めねば”という気負いがなくなり、それが良い結果に繋がっているようです。

 2023年にはWBCがありますが、このままなら代表として中田の名前も上がってくるはず。中田は2013年と2017年大会に出場しており、その経験は貴重です一1度は暴行事件で選手生命さえ失いかけましたが、選手としてのピークはこれからかもしれません」(同上)

 坂本が頭を冷やすためには、中田のように一度チームを追い出されるしかないのか――。

笑顔を見せる坂本勇人(時事通信フォト)

笑顔を見せる坂本勇人(時事通信フォト)

巨人は昨年のルールでも…(写真は坂本勇人選手、時事通信フォト)

巨人はこのままスルーか(写真は坂本勇人選手、時事通信フォト)

高校時代の坂本(時事通信フォト)

高校時代の坂本(時事通信フォト)

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