国内

愛子さま、「おこもり生活」の代償 入学以来2度目の登校実現も公務には高いハードル

イギリス訪問中もオンライン通話でやりとりされた(2022年1月、東京・港区。写真/JMPA)

雅子さまはイギリス訪問中も愛子さまとオンライン通話でやりとりされた(2022年1月、東京・港区。写真/JMPA)

 天皇陛下はかつてご著書『テムズとともに 英国の二年間』(学習院教養新書)でイギリス留学を《とても一口では表現できない数々の経験》《青春の貴重な思い出》《その多くが今日の私の生き方にどれだけプラスになっているか》と振り返られた。愛子さまはまさにいま、貴重な大学時代の真っ只中にいらっしゃる。だが、雅子さまとともに長く続いた「御所ごもり」は、陛下のような「青春」のチャンスを永遠に奪ってしまうのか──。

「学習院」は、そもそも皇族の教育のために設立された学校だ。現在は、天皇家の長女・愛子さまが、学習院大学に籍を置かれる。いまやコロナ禍もピークを過ぎ、大学構内は賑やかに学生であふれるが、愛子さまのお姿は2年半前の入学以来、一切キャンパスで見かけられていない。すべての講義をオンラインで受けられ、部活やサークル活動、文化祭などの行事への参加も見送られてきたからだ。

 ところが9月中旬、学習院大学のキャンパスに愛子さまのお姿があったという。学習院関係者が明かす。

「9月中旬から大学の後期の授業が始まり、愛子さまがキャンパスにいらっしゃったのはその直後でした。入学以来、キャンパスに足を運ばれたのは2度目だと聞いています。久しぶりの登校ではあるものの、ご学友と顔を合わせたりされることはなく、図書館で調べものをされてお帰りになったようです」

 コロナ禍以降、天皇皇后両陛下の自粛姿勢に倣われて、愛子さまは徹底的な「御所ごもり」を続けられてきた。「社会や世界について見聞を広げ、友人たちと青春を謳歌すべき大学時代に、“あまりにがまんされすぎではないか”と側近たちも心配そうでした」(宮内庁関係者)

 ところが一転、9月中旬に天皇皇后両陛下はエリザベス女王の国葬のためにイギリスへ。まさにちょうどその頃、愛子さまはやっと“おそるおそる”のご様子で御所を出て、大学図書館へと向かわれた。

「成人されてもなお、あらゆる行動で、療養中で不安定なところがある雅子さまに歩調を合わせられることは、成年皇族として活躍されていく今後にとって本当によいことなのか……」(前出・宮内庁関係者)

 9月20日、7年ぶりの海外訪問となったイギリスから帰国された雅子さまのお顔には、充実感とともに、お疲れの色が浮かんでいた。

 23日の宮中祭祀は欠席されたものの、10月1日には、「国民体育大会」の開会式に出席されるため、栃木県に足を運ばれた。両陛下にとって、地方公務は2年8か月ぶりだった。見事な秋晴れの沿道には約5000人の観衆が集まり、両陛下を乗せた車に手を振っていた。雅子さまは白をアクセントとした鮮やかなブルーカラーのスーツをお召しになり、陛下の明るい水色のネクタイと調和していた。

「会場のロイヤルボックスに両陛下が登場され、大型ビジョンにその姿が映し出されると歓声が上がりました。観客席からは“雅子さまも出席できてよかった”と、出席を喜ぶ声も聞こえてきました」(皇室記者)

関連記事

トピックス

再婚妻との子どもが生まれた東出昌大。杏はイラストで子どもとの日常を投稿
《東出昌大と新妻による出産報告も突然のYouTube休止》3児の母・杏がSNSに投稿していた「家族イラスト」の意味深な背景
NEWSポストセブン
父親で精神科医の田村修容疑者(SNSより)
「供述に信用できない部分も…」ススキノ事件・田村修被告に執行猶予判決、求刑懲役10年を大幅に下回ったワケ
NEWSポストセブン
3つの出版社から計4冊の書籍が発売された佳子さま(時事通信フォト)
「眞子さんにメッセージを送られているのでは」佳子さま(30)のワイン系ツイードジャケットに込められた“特別な想い”《お二人の思い出の場でお召しに》
週刊ポスト
再び頂点を掴めるのか(大谷翔平/時事通信フォト)
【MLB開幕・ドジャース連覇への道のり】早々に地区優勝を決めてもポストシーズンでの“ドジャース病”を危惧する声 ワールドシリーズで立ちはだかるのは大型補強のレッドソックスか
週刊ポスト
自殺教唆の疑いで逮捕された濱田淑恵容疑者(62)
【独占入手】女占い師の自殺教唆事件で亡くなった男性の長男が手記「200万円の預金通帳を取り上げられ…」「学費と生活費をストップ」、さらに「突然、親子の縁を切る」 警察に真相解明も求める
NEWSポストセブン
2023年12月に亡くなった八代亜紀さん
《前代未聞のトラブル》八代亜紀さん、発売予定の追悼アルバムの特典に“若い頃に撮影した私的な写真”が封入 重大なプライバシー侵害の可能性
女性セブン
旭琉會二代目会長の襲名盃に独占潜入した。参加者はすべて総長クラス以上の幹部たちだ(撮影/鈴木智彦。以下同)
《親子盃を交わして…》沖縄の指定暴力団・旭琉會「襲名式」に潜入 古い慣習を守る儀式の一部始終、警察キャリアも激高した沖縄ヤクザの暴力性とは
NEWSポストセブン
濱田淑恵容疑者の様々な犯罪が明るみに
《男性2人に自殺教唆》自称占い師・濱田淑恵容疑者が被害者と結んでいた“8000万円豪邸の死因贈与契約” 被害者が購入した白い豪邸の所有権が、容疑者の親族に移っていた
週刊ポスト
キルト展で三浦百恵さんの作品を見入ったことがある紀子さま(写真左/JMPA)
紀子さま、子育てが落ち着いてご自身の時間の使い方も変化 以前よりも増す“手芸熱”キルト展で三浦百恵さんの作品をじっくりと見入ったことも
女性セブン
被害者の「最上あい」こと佐藤愛里さん(左)と、高野健一容疑者の中学時代の卒業アルバム写真
〈リアルな“貢ぎ履歴”と“経済的困窮”〉「8万円弱の給与を即日引き落とし。口座残高が442円に」女性ライバー“最上あい”を刺殺した高野健一容疑者(42)の通帳記録…動機と関連か【高田馬場・刺殺】
NEWSポストセブン
緑の芝生に映えるチームカラーの青を基調としたユニフォーム
《横須賀から全国へ》16年ぶりの名門復活へ歩み始めた日産野球部、伊藤新監督が明かした意気込みとチーム作り「技術の日産ふさわしいチームに」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! マイナ免許証の恐ろしい重大リスクほか
「週刊ポスト」本日発売! マイナ免許証の恐ろしい重大リスクほか
NEWSポストセブン