私が司会・構成をつとめた深夜のフジ『らくごin六本木』ではいつも陽気な若旦那の噺を演じてくれた。『明烏』『船徳』『宗論』。必ずオリジナルの工夫を放り込んだ。
楽ちゃんは晩年言ってた。「私は名人にはたしかになれなかったけど、達人にはなれたと思うよ、ねッ文ちゃん先生」。
生き方も大喜利も名人だった。大師匠の名跡・圓生を継ぎたかった楽ちゃん。法名をきいたら「泰通圓生上座」。泰通とは本名。あの世では圓生を名乗れる。良かったネ楽ちゃん。
※週刊ポスト2022年10月28日号
私が司会・構成をつとめた深夜のフジ『らくごin六本木』ではいつも陽気な若旦那の噺を演じてくれた。『明烏』『船徳』『宗論』。必ずオリジナルの工夫を放り込んだ。
楽ちゃんは晩年言ってた。「私は名人にはたしかになれなかったけど、達人にはなれたと思うよ、ねッ文ちゃん先生」。
生き方も大喜利も名人だった。大師匠の名跡・圓生を継ぎたかった楽ちゃん。法名をきいたら「泰通圓生上座」。泰通とは本名。あの世では圓生を名乗れる。良かったネ楽ちゃん。
※週刊ポスト2022年10月28日号