さらに『〜まつり』の前日、伊藤サンから誘われて立ち寄った「ベトコンラーメン」の『麺食 香楽』(岐阜市川部)は、その後も行列が絶えず、いまも通常の2倍のお客さんが詰めかけているそうなのです。こちらも“立役者”は伊藤サンで、「岐阜に帰ったら必ず立ち寄る店」だとか。「ベトコン」とは、「ベストコンディション」の略で、にんにくが効いたスタミナ満点のラーメンで、木村クンが食べたのは「味噌ベトコンラーメン」。お店のカウンターには木村クンが書いたサインにアクリル板を載せ、剥げないように工夫をし、“聖地”ならぬ“聖席”にしていました。

 ほかにも、木村クンは『〜まつり』に集まった人々の整理などに尽力していたスタッフさんのTシャツにサインと直筆メッセージを記したり、行列を先導した県立岐阜商業高校の吹奏楽部員全員とグータッチしたりしたそうです。コロナ禍で活動がままならなかった吹奏楽部員にとって、最高の思い出づくりになったというワケです。この感動は一生、忘れられないでしょう。

月9主演は9年ぶり11作目で歴代1位

「一生」といえば、木村クンは視聴者やファンの皆さんの人生にも大きな影響を与えています。たとえば、主演ドラマ『HERO』(フジテレビ系)のおかげで法曹界に入ったかたがどれだけいらっしゃることでしょう。私が『バイキング』(同)時代に共演していた「弁護士法人 響」の徳原聖雨弁護士はまさにそのおひとりで、後に、木村クンと共演も果たしています。

『GOOD LUCK!!』(TBS系)で航空業界を目指したかたも大勢いらっしゃるでしょうし、近年では『グランメゾン東京』(同)を見て、シェフになろうと、お勉強している若者もいらっしゃることでしょう。

 モノでの「キムタク効果」でいえば、『HERO』で木村クンが着ていたダウンジャケットや『ビューティフルライフ』(TBS系)のドリームキャッチャー、広告出演がきっかけの『リーバイス』のジーンズやカウボーイハットなどがバカ売れしましたよね。

 木村クンが若い頃ならまだしも、11月13日で50才になったというのに、まだまだこうした現象が続いているのですから本当にすごいです。

 そんな木村クンの最新情報といえば、来年4月期、主演ドラマ『風間公親 −教場0−』(フジテレビ系)が放送されることがわかったこと。2020年から2年連続、「新春スペシャルドラマ」で放送された『教場』シリーズ待望の連ドラ化です。

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