雀々は1977年に二代目桂枝雀に弟子入り
──流れで、お泊まりも。
「まぁ、たまにはありますけど。ご飯食べに行ったり、お酒飲んだり、そういうことの流れでね。普通にテレビや映画を見て、そのまま寝たりするんですけど。そういうややこしいことないですよ。彼女は自分の部屋で寝て、僕はテレビのあるところで、床暖房で寝て。これホンマに『嘘八百』ではないです」
──ムラムラしたりは?
「ないです、ないです! 僕のなかで精神的な部分での安らぎというか。彼女はアッサリして男っぽくて、僕を引っ張ってくれるタイプ。自分はどっちかというとおばちゃんなんでね。それに僕は糖尿を持っているんで、食事関係とかバランスも考えてやってくれる、精神的にも体の管理面でも最高のパートナーなんです。彼女の支えでここまで来れた部分もありますし」
──師匠の奥様はこのことをご存じですか?
「プライベートはいちいちしゃべらんけど、薄々は感じているんでしょうなぁ。大阪の人間って噂好きやから、“東京妻”とか言うてる人もおります。ただ、うちのはドシッと慣れた器ですから。その辺はもう“しょうもない。どうせまたやるでしょ”という感じ」
──“前科”もおありということですね。
「そういう意味では、大阪にいてた頃から色々迷惑かけてます。もう耐えて耐えてでしょうね。昭和の芸能のひとつの部分というか、『浪花恋しぐれ』じゃないけどさ。でもマドンナが色々いてるほうが夢があっていいじゃないですか」