ワクチン「4回目」「5回目」接種後に死亡した人が飲んでいた薬【1】

ワクチン「4回目」「5回目」接種後に死亡した人が飲んでいた薬【1】

 最も多かったアムロジピンは、非常にポピュラーな降圧剤だ。

「Ca拮抗薬は少量でも血圧を低下させる効果が高く副作用も少ないので降圧剤の第一選択薬です。ワクチン接種後に死亡した人の多くが飲んでいたとしても、不思議はありません」(同前)

 2番目に多かった酸化マグネシウムや次に多かったアスピリンはどうか。

「酸化マグネシウムは一般的に便秘薬として処方されますが、胃酸を抑える効果があるので胃薬としても使われます。副作用が少なく長期の服用も安全なので、高齢者や女性がよく飲んでいます。

 またアスピリンの服用者は、既往歴として脳梗塞や心筋梗塞、狭心症などがある人が多いと考えられます。ワクチン接種後死亡例の既往歴には心不全や脳梗塞が多いので、この薬の服用が多いのも頷けます」(同前)

 これらの死亡例とワクチン接種の因果関係は不明であることを踏まえたうえで国際未病ケア医学研究センターの一石英一郎医師は「接種を考えている人は確認すべきだ」と語る。

「因果関係は不明ですが、厚労省がデータとして公表する以上、今後の接種において自分の服用する薬や種類を把握したうえで、資料と照らし合わせる意味はあるでしょう。接種時の問診で医師に相談することもできます」

 少しでも不安がある場合は、慎重に検討すべきだ。

※週刊ポスト2023年2月10・17日号

関連記事

トピックス

NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の打ち上げに参加したベッキー
《ザックリ背面ジッパーつきドレス着用》ベッキー、大河ドラマの打ち上げに際立つ服装で参加して関係者と話し込む「充実した日々」
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
雅子さまが三重県をご訪問(共同通信社)
《お洒落とは》フェラガモ歴30年の雅子さま、三重県ご訪問でお持ちの愛用バッグに込められた“美学” 愛子さまにも受け継がれる「サステナブルの心」
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
一般女性との不倫が報じられた中村芝翫
《芝翫と愛人の半同棲にモヤモヤ》中村橋之助、婚約発表のウラで周囲に相談していた「父の不倫状況」…関係者が明かした「現在」とは
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《噂のパートナーNiki》この1年で変化していた山本由伸との“関係性”「今年は球場で彼女の姿を見なかった」プライバシー警戒を強めるきっかけになった出来事
NEWSポストセブン
マレーシアのマルチタレント「Namewee(ネームウィー)」(時事通信フォト)
人気ラッパー・ネームウィーが“ナースの女神”殺人事件関与疑惑で当局が拘束、過去には日本人セクシー女優との過激MVも制作《エクスタシー所持で逮捕も》
NEWSポストセブン
デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長2月引退》“竹内七代目”誕生の分岐点は「司組長の誕生日」か 抗争終結宣言後も飛び交う「情報戦」 
NEWSポストセブン
活動を再開する河下楽
《独占告白》元関西ジュニア・河下楽、アルバイト掛け持ち生活のなか活動再開へ…退所きっかけとなった騒動については「本当に申し訳ないです」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している
《MVP受賞のウラで》大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記
NEWSポストセブン
11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン