相内アナに話を戻そう。他局や地方局含め、プロ野球選手に嫁いだ桝田アナや成嶋元アナを除くと、結婚相手は一般の方ゆえ、ここで詳細を明かすことはできないが、経営者や医師など、私が知る限り、全員がセレブ婚と言っていいと思う。ちなみに、枡田アナと成嶋アナは、夫の成績や年俸によって、周囲が勝手にライバル関係と見なすこともあったのだが、堂林翔太内野手は昨シーズン2年ぶりに100試合に出場。8本塁打の内6発が殊勲弾と勝負強さを発揮し、打率でも3割3厘と高い成績を残したことから、昨年12月に行われた契約更改交渉では、1400万円増の推定年俸5000万円でサインしている。3児のママ、桝田アナも安心したことだろう。
そんな枡田アナを筆頭にママが多い期なのだが、出産後も、自分のペースで出役の仕事を続けている人たちが大半だ。相内アナの義姉になる山岸舞彩さんも「山岸彩周」の名前で書家として活動しているそうだ。結婚するときは、夫の仕事のサポートに専念するとのことだったと記憶するが、学生時代からタレント活動をしたり、ミスキャンパスコンテストに名前を刻んだり、赤文字系雑誌で読者モデルをしたりしていた彼女たちは、セレブ婚をしたとしても、すんなり家庭に入ることはないということだ。
女性にとっては、そうした志向や生活環境も、友情が長続きする秘訣と言える。とはいえ、在京他局や地方局を含めた同期の女性アナウンサーがここまで仲が良く、いつまでも横の繋がりがあるというのも珍しい。
2008年入社の華麗なる女性アナウンサーたちの結婚生活と仕事ぶりを今後も注目していきたい。
◆山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ~テレ)、『アップ!』(同)、『1周回って知らない話』(日本テレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。