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『舞いあがれ!』で恋敵を好演の八木莉可子、透明感と演技のギャップに魅力“令和の広末涼子”になれるか

注目を集める女優・八木莉可子の素顔とは(時事通信フォト)

注目を集める女優・八木莉可子の素顔とは(時事通信フォト)

 いよいよクライマックスが近づいてきたNHK朝ドラ『舞いあがれ!』。その作中に物語終盤から登場し、話題をさらっているのが女優・八木莉可子(21)だ。八木が演じるのはヒロイン・舞(福原遥)の恋敵となる秋月史子役。舞の幼なじみである歌人・梅津貴司(赤楚衛二)の大ファンで、清楚な見た目ながらグイグイ押しかけアタック。舞を困惑させる“嫌味な女性”を好演している。昨年公開のネットフリックス配信ドラマ『First Love 初恋』で演じたピュアで爽やかな女子高生役で彼女を知ったファンからは、その演技の“ギャップ”に驚く声も上がっている。

『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版刊)の著者で朝ドラウォッチャーの田幸和歌子氏が彼女の魅力を語る。

「八木さんが登場してから、『舞いあがれ!』はグッと注目度を増しました。史子役は物語後半から登場する、いわばヒロインの“当て馬役”です。それでも視聴者の感情をグラグラ揺さぶるのは彼女の演技があまりにも生々しいから。すらりとした長身なのに妙に猫背だったり、長い手足を持て余すように縮こまるなど自己顕示欲の強さと、内に秘めるコンプレックスがある役柄を小さな所作で見事に演じています。

『First Love 初恋』ではとにかく透明感があって初々しくて魅力的でした。朝ドラを見ている人はあまりのギャップに同じ女優さんだと気づかない人もいるのではないか。『透明感があって、負けん気の強い文学少女タイプ』という意味では広末涼子さんに近いスター性を感じますね。近い将来、朝ドラのヒロインに抜擢されると思います」

撮影現場で悩んでいた

 2001年生まれの八木は、2016年に新人女優の登竜門「ポカリスウェット」のCMに起用されて注目を集める。身長169cmのスラリとしたスタイルの持ち主で、「ミスセブンティーン2016」に選ばれ同誌の専属モデルとしても活躍していた。そんな彼女の転機となったのが、前述の『First Love 初恋』だ。この作品で満島ひかり(37)の高校生時代を演じて大ブレイクした。勢いそのまま朝ドラの追加キャストにも選ばれたワケだが、まだ21歳。素顔はどんな女性なのか――。

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