府連会長のお気に入りであり京都自民党の看板娘となっていた山集氏だが、前述のように今度は“選挙違反疑惑”が浮上したのだ。
「京都市議会議員選挙の告示日は3月31日であり、X氏のインスタは事前運動にあたる可能性がある。京都では自民党が苦戦する選挙が続いているだけに気合が入るのはわかるのですが、熱心な支援者による明らかなフライングであり、公職選挙法上の違反が疑われる行為でしょう」(前出・社会部記者)
なぜ疑惑の行動をしたのか。筆者はX氏に話を訊いた。
──インスタのストーリーズで投票を呼び掛けたのは事実か。
「3月12日に山集先生の決起大会に参加して、個人の意見として(3月13日に)投稿しました」
──投稿が事前運動にあたるという指摘がありますが。
「(山集市議や)誰の許可もない。個人的な意見ですよ。選挙に行かない人が多いなかで、選挙行かない人が一票を寝かすんであれば、一票を有意義に使っていただきたいという気持ちで載っけただけです」
──Xさんは山集氏の選挙の支援をしている?
「前回の統一地方選挙のときに、僕は(山集氏の選挙区である)下京区に住んでいるので紹介された。先生から直接『良かったらお手伝いしてくれないですか』とあったので、僕なんかで良ければと選挙をお手伝いするようになりました。
選挙期間中に事務所に行ったり、選挙カーに乗ったり、ボランティア的に選挙運動のお手伝いをさせてもらっています」
──山集氏はスキャンダルが多いが?
「正直、自民党は好きではなのいのですが、山集さんは頑張らはる人だから個人的に応援している。いち政治家として応援している。近いっちゃ近いから、お話のできる政治家です」
X氏は山集氏の選挙を手伝っていることを認めたものの、公職選挙法上の問題についてはあまり関心がないような回答を繰り返した。
候補者となる当の山集氏はどう考えているのか。選挙前、電話で話を聞くとこう語っていた。