芸能

《復帰インタビュー》タモリ、たけし、志村けんさんも惚れ込んだ伝説の女性お笑いタレントが明かした「唯一怒らせた俳優」

人気絶頂期に友人と写真を撮り、微笑むしのざきさん

人気絶頂期に友人と写真を撮り、微笑むしのざきさん(本人提供)

 一度見たら忘れられない強烈なキャラクター。昭和、平成のバラエティ番組には欠かせない存在だった、しのざき美知さん(54才、2018年に「しのざき見兆」に改名)。テレビに登場するだけでオチとなり、その傍らにはビートたけし、タモリ、志村けんなど錚々(そうそう)たる顔ぶれがいて、大御所も認める存在だった。15歳で芸能界に足を踏み入れたしのざきさんが見た、バラエティ黄金時代の思い出を振り返った──。【前後編の前編】

タモリに「埼玉のオオサンショウウオ」と呼ばれて

──お久しぶりです。何年ぶりのインタビュー取材になりますか?

 お呼びいただいて、ありがとうございます。インタビューは20数年ぶりくらいでしょうか。テレビではいつも画のインパクトを求められていたので、自分の話を聞かれることはほとんどありませんでした(笑)。当時、デブキャラはステージの端にいるような存在でしたので、詳しい私の情報は要らないですし、トーク力を求められたりもしないので、そういう意味ではありがたかったですね。

──なるほど。ということは、今回がしのざきさんの素顔が初めて語られるインタビューということですね。1983年に『笑っていいとも!』の替え歌コーナー「私のメロディー」に出演し、それをきっかけに芸能界デビューとなったんですね。

 当時は中学3年生で、夏休みを使って番組に出ました。当時、いいとも青年隊だった野々村真さんの大ファンで、ただただ会いたくて毎回朝のオーディション受けていました。そしたら、とんとん拍子に話が進んでいって、気が付いたらレギュラーになっていました。親には黙っていたんですが、近所の方が「お宅の娘さん、テレビに出てるわよ」ってバレてしまいました。それでも親は「あらまっ」という感じであまり驚かなかったですね。

──タモリさんからも気に入られていたんですね。

 タモリさんは音楽が好きで、うちの実家がピアノ教室をやっていると聞いて喜んでくださいました。母がタモリさんに「うちの娘がお世話になりました」と御礼状を書いたときは、本番で手紙を読んでくださりました。私が埼玉県出身なので、「埼玉のオオサンショウウオ」とか「埼玉の珍獣」とイジっていただき、本番前は「肌はキレイだよな。生地はいいけど仕立ての悪い服だな」って、私の肌を褒めてくれました(笑)。

関連記事

トピックス

スーパー「ライフ」製品が回収の騒動に発展(左は「ライフ」ホームページより、みぎはSNSより)
《全店舗で販売中止》「カビだらけで絶句…」スーパー「ライフ」自社ブランドのレトルトご飯「開封動画」が物議、本社が回答「念のため当該商品の販売を中止し、撤去いたしました」
NEWSポストセブン
中居正広氏の近況は(時事通信フォト)
反論を続ける中居正広氏に“体調不良説” 関係者が「確認事項などで連絡してもなかなか反応が得られない」と明かす
週刊ポスト
「地面師たち」からの獄中手記をスクープ入手
「全てを話せば当然、有罪となっていたでしょう」不起訴になった大物地面師が55億円詐欺「積水ハウス事件」の裏側を告白 浮かび上がった“本当の黒幕”の存在
週刊ポスト
大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《大谷翔平が“帰宅報告”投稿》真美子さん「娘のベビーカーを押して夫の試合観戦」…愛娘を抱いて夫婦を見守る「絶対的な味方」の存在
NEWSポストセブン
「お笑い米軍基地」が挑んだ新作コント「シュウダン・ジケツ」(撮影/西野嘉憲)
沖縄のコント集団「お笑い米軍基地」が戦後80年で世に問うた新作コント「シュウダン・ジケツ」にかける思い 主宰・まーちゃんが語る「戦争にツッコミを入れないと」
NEWSポストセブン
神谷宗幣氏(写真中央)が率いる参政党は参院選で大躍進した。東京選挙区でも塩入清香氏(右)が当選(2025年8月写真撮影:小川裕夫)
《午前8時の”異変”》躍進した「参政党」、選挙中に激しい応酬のあった支持者と反対派はどこへ?参院選後の初登院の様子をレポート
NEWSポストセブン
令和最強のグラビア女王・えなこ
令和最強のグラビア女王・えなこ 「表紙掲載」と「次の目標」への思いを語る
NEWSポストセブン
“地中海の楽園”マルタで公務員がコカインを使用していたことが発覚した(右の写真はサンプルです)
公務員のコカイン動画が大炎上…ワーホリ解禁の“地中海の楽園”マルタで蔓延する「ドラッグ地獄」の実態「ハードドラッグも規制がゆるい」
NEWSポストセブン
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さん、撮り下ろしグラビアに挑戦「撮られることにも慣れてきたような気がします」、今後は執筆業に注力「この夏は色んなことを体験して、これから書く文章にも活かしたいです」
週刊ポスト
強制送還のためニノイ・アキノ国際空港に移送された渡辺優樹、小島智信両容疑者を乗せて飛行機の下に向かう車両(2023年撮影、時事通信フォト)
【ルフィの一味は実は反目し合っていた】広域強盗事件の裁判で明かされた「本当の関係」 日本の実行役に報酬を支払わなかったとのエピソードも
NEWSポストセブン
ブラジルの元バスケットボール選手が殺人未遂の疑いで逮捕された(SNSより、左は削除済み)
《35秒で61回殴打》ブラジル・元プロバスケ選手がエレベーターで恋人女性を絶え間なく殴り続け、顔面変形の大ケガを負わせる【防犯カメラが捉えた一部始終】
NEWSポストセブン
モンゴルを公式訪問された天皇皇后両陛下(2025年7月12日、撮影/横田紋子)
《麗しのロイヤルブルー》雅子さま、ファッションで示した現地への“敬意” 専門家が絶賛「ロイヤルファミリーとしての矜持を感じた」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン