「勝負もしなかったら死にきれない」
その後、中田は藤森とともに2020年限りで吉本を退社。テレビから遠ざかったが、昨年10月には『あちこちオードリー』に単独で出演。今年1月には『サンデー・ジャポン』(TBS)、2月には『しゃべくり007』(日本テレビ)にコンビで登場。再び、地上波テレビに出始めている。テレビ局関係者はこう話す。
「『あちこちオードリー』も盛り上がっていましたし、今のお笑い界でここまで舌鋒鋭く切り込める人はいません。勇気ある発言だと思います。ただ、ここまで匂わせておきながら、なぜ松本さんの名前を出さないのか。番組のスタッフや共演者に気を遣っているのかもしれませんが、今のままだと中田さんが望むような“革命”は起こせない。攻めているようで、攻め切れていない印象です」
今後も中田は“匂わせ批判”を続けるだけで、実名は出さないのだろうか。
「中田さんは、吉本を辞めて、YouTubeという収入の柱もある。6年前と比べて、怖い者なしの状態のはずです。そのうえで『あちこちオードリー』では『勝負もしなかったら死にきれない』とも語っています。ですが、今の状況で中田さん自身が“勝負”していると言えるのか。業界人だけでなく、視聴者も誰を指しているかわかっている状況での“匂わせ批判”ですからね。
松本さんに宣戦布告するならハッキリとした方がいい。そのほうが松本さんも堂々と受けて立ってくれると思いますよ。それができないのなら、そもそも匂わせるようなことを言わないほうがいい。今のままでは中途半端な印象は否めません」(前出・テレビ局関係者)
『あちこちオードリー』では“自由にできるなら”という条件付きでテレビ番組のMCへの意欲も見せた中田。はたしてお笑い界に“革命”を起こせるのか。