芸能

「週刊誌と芸能人は必ずしも敵対関係ではない」山田美保子さんが見てきたスクープの裏側

2000年、羽賀研二と決別した梅宮アンナと長崎ハウステンボスでトークショーを行い、山田EYEモードの第1回はその様子をレポートした

2000年、羽賀研二と決別した梅宮アンナと長崎ハウステンボスでトークショーを行い、山田EYEモードの第1回はその様子をレポートした

 今年で創刊60周年を迎えた『女性セブン』。その『女性セブン』で27年にわたって連載を持っているのがコラムニストで放送作家の山田美保子さんだ。そんな山田さんが、女性週刊誌のスクープの裏側を振り返る。

 * * *
 1963年4月に『女性セブン』が創刊されてから記念すべき60周年を迎えました。おめでとうございます。

「山田EYEモード」が始まる前から、やくみつるサン(64才)との対談を挟んで1人の芸能人について掘り下げていた時代を含めると27年! 自分で言うのも何ですが、『女性セブン』とは相思相愛の関係を続けさせていただいております。これも長年応援してくださる読者の皆さまのおかげです。改めまして御礼申し上げます。

 現在は3誌、昔は5誌もあった女性週刊誌の中で私が『女性セブン』を愛してやまない最大の理由は、「セブンの目線や切り口が、いちばんイジワル」だということです。

 一般に「イジワル」は決して褒め言葉ではありませんが、セブンのそれは“楽しいイジワル”。女子会で気心の知れた女友達と笑える悪口を言い合っているようなカンジでページをめくっていく楽しみがあります。

 見出しの付け方にも独特なイジワルがあるし、グラビアのヒット企画「かぶっちゃった」は、まさに楽しいイジワル。著名なスタイリストさんが最新トレンドのハイブランドからドレスやシューズを選んでいるというのに、それが同シーズン、ほかの女性芸能人と、まんま同じコーディネートになっているのを「見ぃ〜つけた!」とこっそり笑う企画なのですから、これほどイジワルなファッションチェックはありません。

 それは、あらゆる現場に出てくださっているカメラマンさんと、ファッションに強い記者さんや編集者さんの合作でもあります。大量の写真から「かぶっちゃった」を見つけているのかと思うとゾクゾクしちゃいます。私もすっかり探すクセがついてしまった結果、浅田美代子サン(67才)、hitomiさん(47才)、MISIAさん(44才)が同じ『sacai』の赤いドレスで、各々別のテレビ番組に出ていらしたのを見つけたときは思わず画面を写メって編集部に送ってしまいました。

吉田羊はブラックのドレスで表彰式に登場したが…

吉田羊はブラックのドレスで表彰式に登場したが…

広瀬すず

広瀬すずも別の表彰式に同じドレスで登場

 送った……といえば、スクープに協力し(そびれ)たこともありましたっけ。

 2009年7月、知り合いの美容師さんが世田谷通り(東京)をバイクで走っていたとき、歩道を浅野忠信サン(49才)が若い女性と歩いていた……と教えてくれたのです。その際、その美容師さんと目が合った浅野サンがとっさに街路樹の陰に女性を隠した……と。まだCHARAさん(55才)と結婚されていたこともあり、「これはアヤしい」と即、編集部に電話をしたところ、これまた即、セブンが浅野サンの事務所に“あてた”(=確認するという業界用語)結果、同日夜、なんと浅野サンがCHARAさんとの離婚を発表されたのでした。

 翌朝、『やじうまプラス』(テレビ朝日系)のスタジオで自らこの話題を扱ったときには、ちょっとシビレました。

関連記事

トピックス

都内の人気カフェで目撃された田中将大&里田まい夫妻(時事通信フォト/HPより))
《ファーム暮らしの夫と妻・里田まい》巨人・田中将大が人気カフェデートで見せた束の間の微笑…日米通算200勝を目前に「1軍から声が掛からない事情」
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
新横綱・大の里(時事通信フォト)
《横綱昇進》祖父が語る“怪物”大の里の子ども時代「生まれたときから大きく、朝ご飯は2回」「負けず嫌いじゃなかった」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヤクザが路上で客引きをしていた男性を脅すのにトクリュウを呼んで逮捕された(時事通信フォト)
《ヤクザとトクリュウの上下関係が不明に》大阪ミナミでトクリュウを集めて客引き男性を脅して暴力団幹部が逮捕 この事件で”用心棒”はどっちだったのか 
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
新横綱・大の里(時事通信フォト))
《地元秘話》横綱昇進の“怪物”大の里は唯一無二の愛されキャラ「トイレにひとりで行けないくらい怖がり」「友達も多くてニコニコしてかわいい子だったわ」
NEWSポストセブン
ミスタープロ野球として、日本中から愛された長嶋茂雄さんが6月3日、89才で亡くなった
長島三奈さん、自身の誕生日に父・長嶋茂雄さんが死去 どんな思いで偉大すぎる父を長年サポートし続けてきたのか
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
金髪美女インフルエンサー(26)が “性的暴力を助長する”と批判殺到の「ふれあい動物園」企画直前にアカウント停止《1000人以上の男性と関係を持つ企画で話題に》
NEWSポストセブン
逮捕された波多野佑哉容疑者(共同通信)。現場になったラブホテル
《名古屋・美人局殺人》「事件現場の“女子大エリア”は治安が悪い」金髪ロングヘアの容疑者女性(19)が被害男性(32)に密着し…事件30分前に見せていた“親密そうな様子”
NEWSポストセブン
東京・昭島市周辺地域の下水処理を行っている多摩川上流水再生センター
《ウンコは資源》排泄大国ニッポンが抱える“黄金の資源”を活用できてない問題「江戸時代の取引金額は10億円前後」「北朝鮮では売買・窃盗の対象にも」
NEWSポストセブン
ブラジル公式訪問中の佳子さま(時事通信フォト)
《佳子さまの寝顔がSNSで拡散》「本当に美しくて、まるで人形みたい」の声も 識者が解説する佳子さま“現地フィーバー”のワケ
NEWSポストセブン