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元フジテレビアナ・寺田理恵子さんが語る 「専業主婦願望」が消えて仕事と学問に生きるまで

フジの元祖アイドルアナ・寺田理恵子氏が語る

フジの元祖アイドルアナ・寺田理恵子氏が語る

 フジテレビの元祖アイドルアナといえば、まっさきに寺田理恵子さん(61)の名前が挙がるのではないだろうか。『オレたちひょうきん族』の2代目ひょうきんアナとして人気を博し、1986年にはCDデビューも果たした。1989年に結婚を機にフジを退社してから30年あまり。一度は専業主婦としての人生を選んだ寺田アナが、人生のリスタートを決めたきっかけと近況を告白した。

 * * *
 母が専業主婦だったこともあり、もともと専業主婦への憧れがありました。寿退社してフリーアナウンサーになって、1年後に子供を出産。当時は思い描いていたような専業主婦の楽しさを見つけられなくて、また仕事をしたいなという気持ちが盛り上がってきたんです。夫や周りの協力もあって、フリーアナウンサーの生島ヒロシさんとの番組『ビッグモーニング』をずっと続けることができました。

 その後、子供が大きくなって、2000年に再婚した後はアナウンサーの仕事からきっぱり引退しました。仕事は楽しかったけれど、一人の子の母親としての楽しみも味わってみたいという気持ちも強かったんです。ところが2012年に夫が逝去。これからどうやって生きていこうかと漠然とした不安を抱える日々が続きました。そんな時に、たまたま生島さんと再会する機会があって。「うちの事務所に入らないか?」と声をかけていただいたんです。不思議なご縁ですよね。それで、生島企画室に所属することになりました。

 今はアナウンサーの仕事はあまりしておらず、自分の経験を活かしながら朗読教室の講師や、アナウンサー志望の学生さんに教えたり、企業が主催する話し方講座の講師などをしています。執筆活動もしていて、昨年には5冊目の著書『四季を感じる毎朝音読 心と脳が若くなる』(さくら舎)を出版できました。

 最近、自分の肩書を何にすればいいか分からず困っています(笑)。みなさんには元フジのアナウンサーと言わないと、私のことはわかってもらえない部分もある。でも主にやっていることは朗読教室と執筆。エッセイストと名乗っていいかどうか。アナウンサーの肩書がなかったら、私のことは誰もわからないと思いますし、『オレたちひょうきん族』があって、フジテレビで育てていただいたという気持ちはいつも心の中にあります。

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