LiLiCoとの馴れ初め
LiLiCoさんが小田井さんにひとめ惚れし、交際に発展したという
だから、「純烈」の活動を振り返って印象に残っているのは、紅白初出場が期待されたのにダメやったときのこと、それから決まったときのこと。あとは、出場する前のことです。「純烈」はスーパー銭湯アイドルと言われていますが、スーパー銭湯の前は、「ハリウッド」というキャバレーで歌ってた期間も長かったんです。
その「ハリウッド」の創業者・福富太郎さんが仲の良いテリー伊藤さんに推してくださって、テリーさんが観に来て『スッキリ』に呼んでくれて、『スッキリ』の密着のオンエアを見た健康センター(全国各地にある公衆浴場。「純烈」が行うライブの拠点となった)のキャスティングをしている方が呼んでくれて……と、ご縁が繋がっていきました。ありがたかったですね。そして、「純烈」が健康センターやスーパー銭湯のアイドルとして注目され始めた頃、LiLiCoがレギュラー出演していた生活情報番組『ノンストップ!』(フジテレビ系)で「純烈」が特集され、彼女とも繋がったんです。
僕ら夫婦の距離が縮まったのは、コロナで「純烈」の仕事が飛んだ最初のとき。久しぶりに朝から家にいて、LiLiCoは外で仕事して、帰ってきて食事を作ってくれて、夫婦でご飯を食べました。そんなにゆっくり向き合ってご飯を食べたことがあまりなかったから、何をしゃべったらいいかわからんようなって、しばらく無言になってしまったんです。
それで、「ワインでも」と飲んだら、なぜかすっかり酔っぱらってしまって……。「ごめん、15分ぐらい横になっていい?」とソファで横になったんです。で、少し休んで目を開けたら、LiLiCoが腕組みして目の前に座ってるんですよ。起きるのを待ってたんでしょうね。「3時間寝てたわよ」とちょっと不機嫌で(笑)。だから、「何しゃべっていいかわからんかった」って正直に言ったんです。でも、次の日からそれをネタに2人で話が盛り上がれたんですよ。もう大丈夫、こうやって夫婦生活をやっていけばいいんや、と思いました。
大きいケンカをした記憶はないんですよね。小さいケンカも、ほとんどLiLiCoが怒って、僕がすぐに謝って収めています。嫌な雰囲気は早く終わらせたいんで。怒るといっても、トイレの蓋を閉めない、とか、ゴミの分別を間違ってる、とか小さいことばかり。しかも自分に非があるので、謝るしかない。「うっせーな」と反抗したこともありますよ(笑)。そうしたら、LiLiCoは「はいはい、『うっせーな』って言ったよね」って突っ込んでました。