池谷式「心臓に優しい食生活」10のコツ

【よく噛んで食べる】
 咀嚼は満腹中枢を刺激するため、適量でお腹いっぱいになる。また、噛むことは食後の血糖値上昇を抑えてくれる。

【朝食は抜かない】
 朝食を抜くと、午前中空腹でイライラして交感神経が高ぶることに。また、朝食を抜くことで、昼食後の血糖値が上がりやすくなってしまう。

【アルコールは適量を楽しく飲む】
 リラックス効果から、適量であれば自律神経にもいい影響を及ぼす可能性がある。交感神経の緊張を和らげて、末梢血管を開いて血流をよくしてくれる。ただし、過度の飲酒は厳禁。

【スーパーフード「ブロッコリースプラウト」を生のまましっかり噛んで食べる】
 強い抗酸化作用と内臓脂肪を減らして肥満を抑制する効果のあるスルフォラファンが豊富に含まれている。

【サバ缶を汁ごと活用する】
 心臓を元気にするスター成分であるGABA、EPA、DHAなどが含まれている。汁に栄養素が流れ出ているため、汁ごと使う。

【糖質摂取は午後2~6時がゴールデンタイム】
 1日の間で最も脂肪がたまりにくい時間帯である可能性が示されている。

【甘い物は「チョコ」+「バナナ」の「チョコギャバナ」】
 どちらもGABAが豊富な食材。ストレス軽減だけでなく、血圧を下げる効果も。

【青魚は「生」で食べる】
 EPA、DHAが豊富な青魚だが、加熱調理をするといい成分が流れ出てしまう。刺身やカルパッチョにするのがおすすめ。

【心臓にいい油を使う】
 動脈硬化を進める油を避け、「えごま油」「亜麻仁油」などを使う。

【もち麦を白米に混ぜて炊く】
 食物繊維が白米の約25倍含まれ、カルシウムや鉄分、カリウムやビタミンB1、たんぱく質がバランスよく含まれているヘルシーフード。

※週刊ポスト2023年6月2日号

「血管年齢」30代をキープしている池谷敏郎医師が解説

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