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現役医師が診てもらいたい「心臓」と「脳」の名医 ロボット手術など新たな技術への対応力もポイント

“医師の選択”も病気を治療するうえで大切(イメージ)

現役医師が診てもらいたい「心臓」「脳」の名医は…新たな技術への対応力もポイント(イメージ)

 医療の進歩によって、様々な疾患が“治る病気”になりつつある。その際に鍵を握るのが、“医師の選択”だ。そこで本誌・週刊ポストは著名な現役医師に取材し、「自分が患者なら診てもらいたい医師」を聞いた。

 がんに次いで日本人の死因第2位の「心疾患」の名医として、『80歳の壁』の著者・和田秀樹医師は4人の名前を挙げる。

「心臓のカテーテル治療なら今里ハートクリニック院長の根来伸治医師、バイパス手術なら年間200例を手がける昭和大学横浜市北部病院の南渕明宏医師。総合力で選ぶなら日本一の手術実績を誇る川崎幸病院の高梨秀一郎医師と山本晋医師にお任せしたいですね」

 東京大学医学部附属病院の中川恵一医師は友人を治療したという森山記念病院の清末有宏医師を推す。

「狭心症だった私の親友は、腎臓が悪くて造影剤が使えない状態で、上手く心臓カテーテル検査ができなかった。清末医師はそれを見事にやってくれた名手ですね」

 近年はロボット手術など新たな医療技術への対応力も問われている。井上裕章医師(ヴェアリークリニック院長)が言う。

「ニューハート・ワタナベ国際病院の渡邊剛医師はロボット心臓手術件数世界一です。まだ黎明期だった2000年代に手術ロボット『ダ・ヴィンチ』導入に奔走された姿勢にも感銘を受けました」

 乳腺外科医の尾崎章彦医師(常磐病院)が心臓の名医に挙げるのは総合東京病院の前場覚医師。

「クアラルンプールの病院などで経験を積まれて、現在も年間200例近い実績を誇る、手術がとても上手な先生です」

 認知症専門医の眞鍋雄太医師(神奈川歯科大学附属歯科・健脳クリニック日本橋)が実際に治療を受けて「感動した」というのが、日本大学病院の横山勝章医師だ。

「発作性上室性頻脈で社会生活が送れなくなっていたところを救っていただきました。その際、横山医師のわかりやすく的確な説明に感動しました」

 手術では心臓と並んで熟練の技術が必要とされる部位が「脳」だ。眞鍋医師が「女性脳外科医のパイオニア」と絶賛するのが、メディア出演も多い藤田医科大学ばんたね病院の加藤庸子医師。

「患者を救おう、社会復帰させようという思いの強さは尊敬に値します。手術実績3000例を超える(脳動脈瘤の破裂を未然に防ぐ)クリッピング術のスペシャリスト」

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