不意に訪れた独身生活は、熊谷にとって大きな転機になった。
「中沢氏とは離婚したものの、熊谷さんは浜松での生活がすっかり気に入り、浜松で暮らし続けることを決意しました。離婚直後にはその寂しさに浸る間もないまま、女性の応援団が急増し、『浜松に残ってくれてありがとう』と家を訪ねてくれる女友達が一気にできたとか。それだけではなく、浜松のライブハウスに通うようになると、マスターから『バンドやってみない?』と勧められ、まさかの60代で歌手に初挑戦することになりました」(前出・芸能関係者)
現在『マミーズビスケット』というバンドでボーカルを務める熊谷は、6月17・18日に浜松市内でライブを開催。注目を浴びたのは、ステージの上で響かせた美声だけではなかった。
「初日は編み目が大きい網タイツに黒のショートパンツを合わせ、ほとんど生足状態で舞台に立っていました。長い髪をアップにまとめ、大ぶりなアクセサリーを身に付けてマイクを握る姿はまさに昭和ロック。2日目に身に纏ったワンピースは胸元に大きな切り込みが入っていて、谷間が見え隠れしていました。観客はセクシーなだけじゃなくてパワフルなパフォーマンスに元気をもらったと興奮気味に語りながら会場を後にしました」(参加した一人)
自信たっぷりに肌を露出した熊谷は、自身の美貌に磨きがかかっていることを自覚しているという。『徹子の部屋』に出演した際も、「やっぱり離婚する女って何かキレイになるのかしらね」と明るく笑いながら話していた。熟年離婚が珍しくなくなった昨今、熊谷のポジティブな人生観は、ファンの共感を呼ぶのだろう。
3度目のゴールインも、そう遠くなさそうだ。