歩道を通る一般の人たちも、撮影に気付き立ち止まるものの、どこに芸能人がいるのか分からずに首を傾げながら通り過ぎて行ったほどです」
三浦といえば、周知の通り、俳優・三浦友和(71)と山口百恵(64)の次男。兄はシンガーソングライターで俳優の三浦祐太朗(39)という芸能一家に生まれたサラブレッドだ。一家の知人が言う。
「両親が日本を代表する大スターだけに、デビュー当時から“親の七光りで役に選ばれたのでは”“下駄を履かされているのでは”などと色眼鏡で見られがちだった貴大さんですが、自身は『親の力は一切借りない』とデビュー前から決めていた。
大学時代には、精神保健福祉士になるための勉強をし、病院に実習にまで行ったりもしたのですが、やはり『俳優』への夢があきらめきれず、大学卒業を期に、演技の道に入りました。その際にも父親の友和さんに相談をすることは一切なく、事後報告だったそうです」
演技の実力は折り紙付きで、兄の祐太朗のように「その人らしい演技」を見せるのではなく、「自分を消して役になりきる」ことに定評があるタイプ。そのスタイルは父・友和に似ていて、今回のドラマ『好感度上昇サプリ』のくたびれたサラリーマン姿も「お父さんに似てきた!」との声が上がっていた。芸能デスクが語る。
「2016年に放送された波瑠さん(32)主演のドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(フジテレビ系)で貴大さんが犯人を演じた時には、圧巻の狂気の演技を見せた。そのあまりの役への没頭ぶりに、SNSでは『犯人の演技が凄すぎてエンドロールが出るまで、三浦貴大だと気づかなかった』と驚く書き込みで溢れていました。俳優として“父親を超える”日がいつか来るかもしれません」