今後の目標について語ったパッパラー河合
──新しいバンドをやりたいと思われたりしますか?
「それはないですね。中野とずっとやってきて、これからも元気でやっていくっていうのが最大のテーマなんです。今62歳なので、少なくともあと10年はやりたいですね」
──10年ですか!?
「そうなると、日々、身体を鍛えるトレーニングをしないといけないんですよ。ギターは弾いたら音が出るけれど、歌は身体を作っておかないと声が出なくなる。ちょっとでも声が出ないと“劣化したな”って言われますからね。歳を取るのはいいんだけれど、かっこよくいたいんだよね。同じ事務所で先輩の桑田(佳祐)さんとか、歳を取ってもかっこいいからね」
──つまり、同年代や上の世代に向けて活動しているのでしょうか。
「ぶっちゃけ若い人はどうでもいいんですよ(笑)。若い人にウケなくても、年寄りに“すごいね”って言われれば、年寄りの方が3倍くらい人口も多いからね。昔のファンの人も年齢を重ねているから、その人たちを驚かせたい。たとえば、俺らの頑張っている姿を見せたら、ファンも元気になると思うんです」
──河合さんを見ていると、とても60代とは思えないほど若々しいですが、どのようにモチベーションを保たれていますか?
「なんだろうな。芸能界って特殊な世界なので、つねに注目を浴びるように頑張ってきたんでしょうね」
──中野さんやYURIMARIさんなど、長くつきあいを続けるコツはなんでしょうか。
「わりとね、相手が何をしても許せると言うか。相手に対して“おまえのことは嫌い”って思ったことがない。“この人、いい人だな……”という感覚で思っちゃうんです」