「85歳までステージ」を目標に掲げるパッパラー河合
── SNSでは、サッカー観戦によく出かけられているようですが。
「スポーツ観戦をする方が、選手たちからエネルギーを貰いましたって言ったりするけれど、それは全くない。逆にエネルギーを吸い取られています。だって負けたら“なんでだよ……”ってなるから。
Jリーグのチームも60近くある中で、頂点に立てるのは1チーム。残りのチームのサポーターはストレスを感じる羽目になるんですよ(笑)」
──それでも応援を続けているのはなぜですか。
「俺が思うには、スタジアムに行くと知っている人が50人くらいいるんです。1993年から応援しているから、知り合いが沢山できた。選手を応援するよりも、“あの人死んじゃったね……”とか“俺たちはまだまだ頑張れるよな”って、仲間とワイワイ語り合うのがのが楽しいのかもしれないです」
──最後に、同年代の方へのメッセージはありますか?
「60代って日本の人口でいうとボリュームゾーンじゃないですか。俺はもう爆風を39年やっているんだけど、まだまだあと10年は頑張れるところを見せたいし、みんなにも頑張りましょうって伝えたい」
──お話をお聞きしていると、まだまだパワーがありますよね。
「本当の目標は70ではなく85歳なんです。それには理由があって、去年の紅白歌合戦に85歳の加山雄三さんが史上最高齢で出場された。“もうやりたいことはやりきった”と言って、それで人前で歌うライブ活動から引退したんです。
中野と“86歳で紅白に出られれば、日本一になれるぞ!”って話したんです(笑)。でもまだ23年も先の話だから、1年ずつ積み重ねていきたいですね」
(了。前編から読む)
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作詞 / chiaki
作曲 / パッパラー河合
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取材・文/池守りぜね 撮影/小谷信介