黒Tシャツ姿のKoki,
木村家にも絶えぬ悩み
互いの活動を支え合う木村と工藤は、今年結婚23年目を迎える。SMAP時代に唯一、所帯を持った木村だが、工藤との結婚を報告して以降は、メディアの前で私生活は一切公開してこなかった。
そうした姿勢が変化の兆しを見せたのは、5年前の2018年だった。当時、まだ15才だった次女・Koki,がファッション雑誌の表紙でセンセーショナルなデビューを飾り、2020年には姉もモデルデビュー。それまで続けていた音楽活動もCocomi名義で取り組み始めるようになると、2人のSNSでは、ベールに包まれていた木村の父親ぶりが徐々にあらわになっていった。
「娘さんたちが木村さんのことを“トト”と呼んでいるといった、それまで知り得なかった情報が発信され、それに合わせるような格好で、木村さんもテレビで娘さんたちのことを“感覚的にはすごく年の離れた友達”と表現するなど、家族トークを披露していきました。
また、自身のSNSアカウントでも、工藤さんの50才の誕生日という節目に結婚当初のツーショットを投稿するなど、ファンは徐々に木村ファミリーの姿を目の当たりにするようになったのです」(前出・芸能関係者)
しかし、娘たちが幼い頃は、木村家にも一般の家族同様、絶えぬ悩みがあったようだ。
「木村さんは仕事が忙しいこともあり、子育ての主導権はどうしても工藤さんが握らざるを得ませんでした。子供をインターナショナルスクールに通わせ、家の中では英語で会話するというルールを作ったのも、もちろん工藤さん。木村さんはそうしたルールになかなか対応できず、帰宅すると、落胆することがあると報じられたこともありました」(前出・芸能関係者)
娘2人がデビューしてからも、存在感を示し続けたのは、工藤だ。
「どのように姉妹をデビューさせるか、どんな仕事をしていくかなど、工藤さんが管理し、撮影などの現場にも付き添っていました」(前出・芸能関係者)
しかし、さまざまな経験をし、芸能活動を続けていくことで、娘たちは父の偉大さを再認識していったという。
「家の中ではいいパパだった木村さんが、芸能界で圧倒的な地位を築いていることを実感したようです。話には聞いていても、仕事をするようになって初めてわかったことも多いのでしょう。木村さんに、真剣に仕事についての相談をすることも増えたそうです」(前出・テレビ局関係者)
こうした変化は、家の中での4人の立ち位置にも影響を与え、木村家はお互いを信頼し合う関係が強まったという。娘2人の活動も順調だ。Cocomiは世界的なピアニスト、ランランがディズニー設立100周年を記念して発表したアルバムに参加。この夏、共演曲「パート・オブ・ユア・ワールド」が配信スタートとなった。