さらに10月1日には、中居がMCを務める『まつもtoなかい』(フジテレビ系)にSexy Zoneの中島健人(29才)がゲスト出演することも発表された。
中島といえば、出演予定だった『A-Studio+』(TBS系)の収録が延期になったばかり。理由は番組の単独スポンサーだった花王がジャニーズタレントを起用した広告の中止を表明したことだとみられている。
「『まつもtoなかい』では、翌週の予告を放送するのが常で、翌々週のゲストについて触れるのは異例です。中島さんの不遇を耳にした中居さんが、『うちの番組ではお蔵入りさせない』という覚悟のもとに、翌々週の放送予告も流そうと提案したのでは……という話も聞こえてきます」(別のテレビ局関係者)
そんな中居の唯一無二の振る舞いは、ひとえにジャニーズ事務所との良好な関係の上に築かれていると言えるだろう。
「実は、中居さんの独立後は、ジャニーズ事務所のスタッフがマネジャーとして支えているのです。つまり、退所後も事務所と完全に縁が切れたわけではなかったのです。こうした連携は、今後のジャニーズ事務所と所属タレントの新しいロールモデルとなるかもしれません」(別の芸能関係者)
いま、多くの企業が、ジャニーズ事務所所属タレントの出演CMの公開を取りやめたり契約の更新をしない方針を表明し“ジャニーズ離れ”を進めている。しかし、各企業のコメントをよく読んでみると、ジャニーズ事務所へ充分な説明と対策、被害者救済を求める一方で、出演していたタレントに対しては愛情さえ感じられるケースも少なくない。
「嵐の松本潤さん(40才)やSnow Manの目黒蓮さん(26才)らを起用していた化粧品大手のコーセーは、彼らに移籍や別組織の立ち上げを提案しています(後に一部削除)。彼らのことは起用していきたいという思いの表れでしょう。ここまで踏み込んだ声明は初めてでしたが、それがジャニーズタレントの人気と影響力を実感してきた企業の本音だと思います」(前出・芸能関係者)
そうした最中に放送された中居の新CM。中居の存在は、後輩たちにとってひとつの道標となっている。
「やむを得ず退所しても、これまで培った人脈やスタッフ、仲間たちと関係が途絶えることなく、芸能活動を続けられる方法を中居さんは実践しています。後輩たちの中には“生きる道”として参考にしたいと考える人もいるでしょう。
中居さんは、“退くも進むも地獄”のような状態から救ってくれる、救世主になるのかもしれません」(前出・別の芸能関係者)
CMで演じた「ニッポンを変えるスゴイ男」は、あながち間違っていないのかもしれない。
※女性セブン2023年10月5日号