マウサン氏が9月12日の公聴会で公開した「非人類のミイラ」とされる標本(Getty Images)

マウサン氏が9月12日の公聴会で公開した「非人類のミイラ」とされる標本(写真/Getty Images)

 このミイラは本物なのか、偽物なのか。見逃せないのは発見者の“前科”だと指摘するのは、オカルト編集者の角由紀子氏だ。

「マウサン氏は2015年にも3本指の『宇宙人のミイラ』とする写真を公開し、即座にアメリカ先住民の子供のミイラであると発覚した過去があります。海軍保健科学研究所のベニテス所長も、このミイラを調査する研究チームのリーダーでした。

 マウサン氏は他にも、2007年に発表した『エイリアン・ベビー』がリスザルをもとにした創作だと暴かれるなど数々の疑惑があり、海外では『マウサンの44のデマリスト』まで出回っているのです」

 前出・浅川議員によれば、「マウサン氏は現地では若い女性の“追っかけ”がいるほどの人気者」だというが、その信憑性は今後の調査が待たれるところだろう。はたしてミイラは“世紀の大発見”となるのか、それとも──。

※週刊ポスト2023年10月20日号

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