今回紹介されたドキュメントコミック5作品

・『「神様」のいる家で育ちました ~宗教2世な私たち~』(菊池真理子/文藝春秋刊)
学校行事に参加してはいけない、薬を使ってはいけない、人を好きになってはいけない。その神様の教えは絶対のものだった。作者自身の実体験を含め、宗教の中で暮らし、宗教のために悩み傷つき続けた「宗教2世」7人の実体験。



「神様」のいる家で育ちました

『「神様」のいる家で育ちました ~宗教2世な私たち~』
Amazonから購入


・『女の子がいる場所は』(やまじえびね/KADOKAWA刊)
モロッコ、インド、アフガニスタン、日本……国も宗教も文化も違う場所で暮らす少女たちが「女の子だから」直面する問題を描いていく短編集。一歩踏み出そうとする少女の勇気が心に沁みる。「第27回手塚治虫文化賞 短編賞」受賞作。



女の子がいる場所は

『女の子がいる場所は』
Amazonから購入


・『絶滅動物物語』(著:うすくらふみ 監修:今泉忠明/小学館刊)
もう地球上で二度と姿を見ることができない絶滅動物。本書は、そうした動物たちに起きた悲劇を丹念な筆致で描き出す。絶滅させるまで立ち止まることのない、私たち人間のエゴ、貪欲、金への執着といった罪深さを痛感させられる傑作。



絶滅動物物語

『絶滅動物物語』
Amazonから購入


・『定額制夫の「こづかい万歳」~月額2万1千円の金欠ライフ~』(吉本浩二/講談社刊)
著者本人のやりくり術だけではなく、定額小遣いの中で工夫して、自分なりの幸せを追い続ける人々の姿が、ユーモラスに実感を込めて描かれる。時に共感、時に狂気を感じさせる大人たちの“実録・小遣いやりくりドキュメント”。



定額制夫の「こづかい万歳」

『定額制夫の「こづかい万歳」~月額2万1千円の金欠ライフ~』
Amazonから購入


・『ケーキの切れない非行少年たち』(原作:宮口幸治 漫画:鈴木マサカズ/新潮社刊)
凶悪犯罪に手を染めた非行少年の中には「丸いケーキを三等分するにはどう切ればいいのか?」という問題に答えられない子どもが多い。少年院の医務室を舞台にIQ70~85の境界知能で生きる少年たちの姿をリアルに描いた衝撃作。



ケーキの切れない非行少年たち

『ケーキの切れない非行少年たち』
Amazonから購入


関連キーワード

関連記事

トピックス

ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
渡邊渚さん(撮影/藤本和典)
「私にとっての2025年の漢字は『出』です」 渡邊渚さんが綴る「新しい年にチャレンジしたこと」
NEWSポストセブン
ラオスを訪問された愛子さま(写真/共同通信社)
《「水光肌メイク」に絶賛の声》愛子さま「内側から発光しているようなツヤ感」の美肌の秘密 美容関係者は「清潔感・品格・フレッシュさの三拍子がそろった理想の皇族メイク」と分析
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
実力もファンサービスも超一流
【密着グラフ】新大関・安青錦、冬巡業ではファンサービスも超一流「今は自分がやるべきことをしっかり集中してやりたい」史上最速横綱の偉業に向けて勝負の1年
週刊ポスト
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン
12月30日『レコード大賞』が放送される(インスタグラムより)
《度重なる限界説》レコード大賞、「大みそか→30日」への放送日移動から20年間踏み留まっている本質的な理由 
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン