芸能

「久本雅美は5人いる」と言われるほどの機動力 創価学会芸術部の公明党“応援演説”最新事情

創価学会芸術部の活動とは?(左から山本リンダ、久本雅美、岸本加世子/時事通信フォト)

創価学会芸術部の活動とは?(左から山本リンダ、久本雅美、岸本加世子/時事通信フォト)

 公明党の選挙活動において重要な役割を果たしてきたのが、公明党候補を応援し、その呼びかけによって創価学会員の結束を強める芸能人たちだ。『宗教問題』編集長の小川寛大氏が解説する。

 * * *
 創価学会の信仰を持つ芸能人や文化人たちが所属するのが、「芸術部」という組織である。

 メンバーとして知られるのが、女優の岸本加世子(62)、タレントの久本雅美(65)、歌手の山本リンダ(72)らで、部員数は非公表ながら約1万人とも言われる。

 芸術部のメンバーが担ってきたのが選挙応援。候補者たちの街頭演説会場などに駆け付け、マイクを握って投票を呼びかけるのだ。

 現在では創価学会を脱会した、お笑い芸人で西東京市議会議員の長井秀和氏はこう語る。

「私も学会員時代は芸術部でしたが、芸能人たちが出ていくと動員力がケタ違い。熱心な学会員でも、山口那津男さん(公明党代表)や北側一雄さん(同副代表)の街頭演説に足繁く通う人は限られる。しかし、そこに芸術部の芸能人が来るという話になると、ワッと人が詰めかけてくる」

 激戦区でこそ芸術部は最大限の力を発揮する。

 2007年の参院選では、5議席を20人が争う全国一の激戦となった東京選挙区に、山口氏が立候補していた。選挙期間最終日に行なわれた山口氏の街頭演説会に久本が駆けつけ、「私は公明党が大好きなんです!」と絶叫して観客を沸かせたという。

 地方選挙でも同様の例は見られ、2015年の新宿区議会議員選挙では、山本リンダが新人の公明党候補の街頭演説で聴衆を動員し、初当選に導いた。前出・長井氏は言う。

「久本さんはずっと全国を回り、各地の選挙の応援演説に立っています。出没率の高さから、『久本さんは5人いる』と言われています」

関連記事

トピックス

大谷翔平がこだわる回転効率とは何か(時事通信フォト)
《メジャー自己最速164キロ記録》大谷翔平が重視する“回転効率”とは何か? 今永昇太や佐々木朗希とも違う“打ちにくい球”の正体 肩やヒジへの負担を懸念する声も
週刊ポスト
竹内朋香さん(27)と伊藤凛さん(26)は、ものの数分間のうちに刺殺されたとされている(飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
「ギャー!!と悲鳴が…」「血のついた黒い服の切れ端がたくさん…」常連客の山下市郎容疑者が“ククリナイフ”で深夜のバーを襲撃《浜松市ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
和久井学被告と、当時25歳だった元キャバクラ店経営者の女性・Aさん
【新宿タワマン殺人・初公判】「オフ会でBBQ、2人でお台場デートにも…」和久井学被告の弁護人が主張した25歳被害女性の「振る舞い」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
50歳で「アンパンマン」を描き始めたやなせたかし氏(時事通信フォト)
《巨大なアンパンマン経済圏》累計市場規模は約6.6兆円…! スパイダーマンやバットマンより稼ぎ出す背景に「ミュージアム」の存在
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン