下町の風情と都心の高級感が同居する街として人気の東京・港区の一角。11月のある夜、そこに現れたのは一組のファミリーだった。少し気恥ずかしそうな夫にしっかりと自分の腕を絡める妻と、そんなふたりから数歩だけ距離を置いて歩く年頃の娘。どこにでもある家族の一幕だが、その夫婦が宮沢りえ(50才)と森田剛(44才)となると話は別だ。
「2016年に舞台で共演し、交際に発展したりえさんと森田さんも結婚からはや5年。りえさんにとっては再婚で、当時、小学生だったりえさんの娘さんも中学生になりましたが、森田さんとはまるで友達のような親子関係を築いているそうです」(芸能関係者)
長年、V6の一員として活躍してきた森田だが、2021年11月にグループが解散。それに伴い森田はジャニーズ事務所を退所した。
「ほかのメンバーに先駆けて事務所を飛び出した森田さんですが、いまとなってはタイミングがよかったといえるかもしれません。性加害問題の影響を受けることなく、役者の仕事も順調です」(前出・芸能関係者)
退所後はふたりで事務所を立ち上げた、りえと森田。独立直後は、森田がりえを頼る場面もあったという。
「独立間もない頃、ある映画の企画を持ち込んだのですが、そこにはりえさんも同席していました。森田さん以上に作品の世界観や役柄について熱心に聞いていて、森田さんの仕事選びに、りえさんが深く関与しているのだと感じました」(映画関係者)
家族としても仕事のパートナーとしても、ふたりの絆は深まっている。冒頭のシーンに戻ろう。一家が訪れたのは、高級焼き鳥店。2時間ほど食事を楽しみ帰路につく途中、3人はタピオカ店の前で足を止め、看板をのぞき込んだ。
「真剣な顔で看板を見つめていた3人ですが、お嬢さんの発言に反応した森田さんが、笑顔で彼女に近づくとハグしたり、耳元に顔を近づけ甘噛みしたりしていました。それを見守るりえさんも、幸せそうに『うふふ』と微笑んでいて、本当に仲のいいご家族なんだなという印象でした」(目撃した通行人)
森田とひとしきりじゃれ合うと、店内に向かった娘。路上から娘を見つめる森田の表情は、かけがえのない家族を手に入れた父の顔だった。
※女性セブン2023年11月30日・12月7日号