サプリメントと薬の「危ない飲み合わせ」テキストバージョン
老化を予防(抗酸化作用)
■コエンザイムQ-10
降圧剤>コエンザイムが血圧に影響を与え、降圧剤の作用が増強される可能性がある
抗凝固薬>ワルファリンカリウム製剤の効果が弱まり、血液凝固のリスクが高まる恐れがある
■ビタミンC
解熱鎮痛薬>アセトアミノフェン製剤の代謝を抑制する可能性がある
脂質異常症治療薬>ビタミンE、β-カロテンなどとの併用で、スタチン系薬の効果が弱まる恐れがある
抗凝固薬>ワルファリンカリウム製剤の効果が弱まり、血液凝固のリスクが高まる恐れがある
■ゴマ(セサミン)
降圧剤>降圧剤の作用が増強し、血圧が過度に低下する恐れがある
糖尿病治療薬>血糖値が過度に低下する恐れがある
関節の痛みを改善
■グルコサミン
糖尿病治療薬>糖尿病治療薬の効果が弱まる恐れがある
抗凝固薬>ワルファリンカリウム製剤の作用を増強し、深刻な紫斑(内出血によるあざ)および出血を引き起こす恐れがある
肝機能を回復
■ウコン
抗凝固薬・抗血小板薬>アスピリン、ワルファリンカリウムなどとの併用で紫斑(内出血によるあざ)および出血が生じる可能性が高まる
糖尿病治療薬>薬の効果が強まり血糖値が過度に低下する恐れがある
頻尿を改善
■ノコギリヤシ
抗凝固薬・抗血小板薬>アスピリン、ワルファリンカリウムなどとの併用で紫斑(内出血によるあざ)および出血が生じる可能性が高まる
動脈硬化などを予防
■EPA
抗凝固薬・抗血小板薬>アスピリン、ワルファリンカリウムなどとの併用で紫斑(内出血によるあざ)および出血が生じる可能性が高まる
降圧剤>薬の効果が強まり血圧が過度に低下する恐れがある
■DHA
降圧剤>効果が強まり血圧が過度に低下する恐れがある
糖尿病治療薬>薬の効果が弱まる恐れがある
骨の健康を維持
■カルシウム
降圧剤>チアジド系利尿薬を飲むと相互作用を起こし、高カリウム血症や高カルシウム尿症のリスクがある
骨粗鬆症治療薬>ビスホスホネート製剤の効果が弱まる恐れがある
健康を維持
■亜鉛
糖尿病治療薬>糖尿病治療薬の効果が強まり血糖値が過度に低下する恐れがある
抗リウマチ薬>抗リウマチ薬(DMARDs)の効果が弱まる恐れがある
■クロレラ
抗凝固薬>ワルファリンカリウム製剤の効果が弱まる恐れがある
貧血を予防
■鉄
骨粗鬆症治療薬>ビスホスホネート製剤の効果が弱まる恐れがある
抗リウマチ薬>抗リウマチ薬の効果が弱まる恐れがある
疲労を回復
■L-アルギニン
降圧剤>薬の効果が強まり血圧が過度に低下する恐れがある
糖尿病治療薬>薬の効果が強まり血糖値が過度に低下する恐れがある
■L-シトルリン
降圧剤>降圧剤の効果が強まり血圧を下げ過ぎる恐れがある
ED治療薬>効果が強まることで血圧を下げ過ぎる恐れがある
※2007厚労省の厚生労働科学成果データベースや「統合医療情報サイト〔eJIM〕」、内閣府「食品安全総合情報システム」、薬の添付文書などを参照し、谷本医師、堀薬剤師ら専門家への取材のうえで長澤薬剤師監修のもと本誌作成