ライフ

【58歳から元気になる方法】やっぱり相性が合わない妻との関係「老後を考え我慢すべきか」「新たな生活に踏み出すべきか」

長年連れ添った妻との“相性”の問題に直面したら…(イメージ)

長年連れ添った妻との“相性”の問題に直面したら…(イメージ)

『80歳の壁』など数々のベストセラーを生み出す和田秀樹医師が、「58歳から元気になる方法」をテーマに、現役世代の悩みに答える。長年連れ添った夫婦が、子育て中や現役時代には「見て見ぬふり」で済ませてきた“夫婦の相性”の問題に直面するのが、定年前後に2人きりの生活が始まるタイミングだろう。夫婦の危機が訪れる前にできること、その対処法などを和田医師が語る。

 * * *

「1人」の楽しみを知る

 コロナ禍の「外出自粛」で日本中の家庭が経験したと思いますが、狭い我が家で一緒に過ごす時間が増えると、どうしても相手の嫌だと感じる部分(話し方や態度を含めて)が目につくようになります。それは仕方のないことだとも言えます。

 現在58歳の人であれば、現在の平均寿命から言って残り30年近く夫婦関係を続けなければなりません。私は、その期間は我慢するには長すぎる、と思います。そうした逃げ場のない関係を変えるには、一緒に住むとしても「ほどよい距離感」をつくるのがまず大事なことです。

 その実践の一つとして、「日常の食事・家事は全て別々にする」というルールを決めてみるのはどうでしょうか。ただし、まったく食事をともにしないと本当に「家庭内別居」になってしまうので、「月に数度は一緒に食事をする」というルールも合わせて設定するのがお勧めです。

 昔と違い、今は家事代行サービスで食事を作ってもらうこともできますし、コンビニエンスストアの弁当や惣菜の種類も豊富。味もかなり美味しく進化しています。スーパーには、1〜2人前の惣菜や刺身のパックなどが売られており、物価は上昇中であるとはいえ、1日1000円程度の食費でも、ある程度の満足は得られるでしょう。

 都市部の駅前に出れば安く食事できる店がそこらじゅうにあり、1人での外食に不便はありません。男性のなかにはスーパーで1人で買い物したり、飲食店で1人で食事するのが寂しく感じたり人目が気になる人がいるかもしれませんが、慣れてしまえばどうってことはありません。

関連キーワード

関連記事

トピックス

佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
若隆景
序盤2敗の若隆景「大関獲り」のハードルはどこまで下がる? 協会に影響力残す琴風氏が「私は31勝で上がった」とコメントする理由 ロンドン公演を控え“唯一の希望”に
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
9月6日に悠仁さまの「成年式」が執り行われた(時事通信フォト)
【なぜこの写真が…!?】悠仁さま「成年式」めぐりフジテレビの解禁前写真“フライング放送”事件 スタッフの伝達ミスか 宮内庁とフジは「回答は控える」とコメント
週刊ポスト
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン