芸能

紅白歌合戦「けん玉チャレンジ」一般参加者への負担が大きすぎて、その是非が問われる 「売名目的」のリスクも

三山ひろし

“けん玉チャンレンジ”が何かと話題の三山ひろし

 昨年の大晦日に放送された『第74回NHK紅白歌合戦』では、演歌歌手・三山ひろしの歌唱時に毎年恒例の“けん玉チャンレンジ”が行われた。しかし、残念ながらチャレンジは失敗。その失敗した張本人がメディアに登場したことで、再び話題となっている。

 2017年の紅白から始まった“けん玉チャレンジ”は、2023年で7回目。三山の歌唱中にステージ上の参加者たちが連続でけん玉の「大皿」にチャレンジし、最終的に歌い終わった三山まで繋げて、ギネス記録を狙うというものだ。

「10人目までの失敗は再挑戦可能」というルールで、昨年は3人目のパンサー・尾形貴弘が一度失敗するもチャレンジは続行。その後、16人目の参加者が失敗したが、最後の三山までつなぎ、一旦はギネスの公式判定員が「認定」としていた。

 しかし、その後、番組中にNHKの高瀬耕造アナウンサーが「改めて映像を確認したところ、残念ながら失敗していました」とけん玉チャレンジに失敗していたことを報告した。

 今回失敗した参加者は、けん玉YouTuberユニット「もしかめブラザーズ」のしゅんさん。元々は補欠要員として、けん玉チャレンジへの参加をオファーされ、本番前日の12月30日に正式に参加することとなったという。

 しゅんさんは、ウェブメディア『AERA dot.』の取材を受け、1月18日にその記事が公開。さらに同日にはTBS系バラエティー番組『ラヴィット!』に生出演し、失敗した瞬間について「頭真っ白です」とコメントした。また、その後一旦“成功”とアナウンスされた際も、「生放送は止められないです」とのことで、自分から失敗したとは言えなかったという。

失敗した参加者がバッシングされる懸念

 紅白では毎年恒例となっているけん玉チャレンジだが、1人の失敗で企画をつぶすことになりかねないということで、参加者にとっては相当なプレッシャーだろう。

「参加者が全員芸能人であれば、失敗したところでいくらでもフォローできますが、一般人となるとなかなか難しい。その責任を参加者に押し付けるようなことにもなってしまいます。また、もしも失敗した場合は、その参加者がネットなどで叩かれてしまうこともありえます。

 今回は失敗したのがYouTuberだったということで、いろいろな形で振り返る機会があったのは、とてもよかったですよね。また、ネット上でもバッシング的な意見はあまりなく、むしろそんなプレッシャーの掛かることをやらせるのはどうなのかという、同情的な意見も多かったようです」(テレビ局関係者・以下同)

関連キーワード

関連記事

トピックス

若手俳優として活躍していた清水尋也(時事通信フォト)
「もしあのまま制作していたら…」俳優・清水尋也が出演していた「Honda高級車CM」が逮捕前にお蔵入り…企業が明かした“制作中止の理由”《大麻所持で執行猶予付き有罪判決》
NEWSポストセブン
「正しい保守のあり方」「政権の右傾化への憂慮」などについて語った前外相。岩屋毅氏
「高市首相は中国の誤解を解くために説明すべき」「右傾化すれば政権を問わずアラートを出す」前外相・岩屋毅氏がピシャリ《“存立危機事態”発言を中学生記者が直撃》
NEWSポストセブン
3児の母となった加藤あい(43)
3児の母となった加藤あいが語る「母親として強くなってきた」 楽観的に子育てを楽しむ姿勢と「好奇心を大切にしてほしい」の思い
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
過去にも”ストーカー殺人未遂”で逮捕されていた谷本将志容疑者(35)。判決文にはその衝撃の犯行内容が記されていた(共同通信)
神戸ストーカー刺殺“金髪メッシュ男” 谷本将志被告が起訴、「娘がいない日常に慣れることはありません」被害者の両親が明かした“癒えぬ悲しみ”
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン
木瀬親方
木瀬親方が弟子の暴力問題の「2階級降格」で理事選への出馬が絶望的に 出羽海一門は候補者調整遅れていたが、元大関・栃東の玉ノ井親方が理事の有力候補に
NEWSポストセブン
和歌山県警(左、時事通信)幹部がソープランド「エンペラー」(右)を無料タカりか
《和歌山県警元幹部がソープ無料タカり》「身長155、バスト85以下の細身さんは余ってませんか?」摘発ちらつかせ執拗にLINE…摘発された経営者が怒りの告発「『いつでもあげられるからね』と脅された」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
高石あかりを撮り下ろし&インタビュー
『ばけばけ』ヒロイン・高石あかり・撮り下ろし&インタビュー 「2人がどう結ばれ、『うらめしい。けど、すばらしい日々』を歩いていくのか。最後まで見守っていただけたら嬉しいです!」
週刊ポスト
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン