腹腔鏡手術の一つである手術支援ロボットによる大腸がん手術が保険収載された。手術支援ロボットは人間のように関節が自由に動く。その高度な機能性により、狭い骨盤内や深い部位での精緻な手術操作も実現可能となっている。
昨今、日本でも食生活の欧米化などの要因で、大腸がんが急増中だ。このがんの早期発見の鍵は健診で必ず便潜血検査を受けること。
異常が発見されたら大腸内視鏡検査を受け、ステージ0、1であっても内視鏡での切除の処置などで、根治の可能性が見えてくる。
取材・構成/岩城レイ子
※週刊ポスト2024年2月9・16日号