舞台観劇後、スタッフに深々と頭を下げた木村拓哉(2023年9月)
だが、2022年に中居は命にかかわるほどの大病を経験し、昨年、古巣である旧ジャニーズ事務所は性加害騒動に見舞われた。自身や世の中が大きく変わる中、離れ離れになったSMAPのメンバーの距離感にも変化が生じている。
昨年4月30日、中居が松本人志(60才)とMCを務める『まつもtoなかい』(フジテレビ系)に、香取慎吾(47才)がゲスト出演、約6年半ぶりの共演が実現した。
「番組では2022年12月に中居さんが体調を崩して2度目の休養に入った際、香取さんが『会えませんか?』と連絡して、香取さんのアトリエで2人だけで会ったことが明かされました。また中居さんの闘病中、2か月にわたって香取さんが毎日連絡をしていたことも明らかになり、2人の強い絆に視聴者は感動しました」(別の芸能関係者)
もうひとつ注目を集めたのが、番組で木村の話題が一切出なかったことだ。このとき、多くのファンは4人が事務所から独立してテレビでの共演が実現しても、木村との関係性は変わらないのかとため息をついた。しかし、事実は異なる。
あるフジテレビ関係者が明かす。
「このとき、香取さんと中居さんは木村さんのことを話し、松本さんも含めて大いに盛り上がったそうなんです。ついに雪解けかと思われたのですが、最終的にはすべてカットされました。
そこには中居さんの考えもあったそうです。慎重な中居さんだけに、香取さんと自分が木村さんを話題にすることの影響力が頭をよぎったのでしょう。
もっとも、番組放送前の3月にジャニー氏の性加害問題がBBCに報じられ、4月にもカウアン・オカモト氏が外国人特派員協会で会見を開くなど、当時の事務所には逆風が吹いていて、中居さんが木村さんに触れるタイミングとしては最悪ではありました」
木村をめぐるやりとりがカットされたことについて、フジテレビは「番組制作の詳細についてはお答えしておりません」とし、香取の所属事務所は「製作に関するご質問については、『フジテレビ』にお問い合わせください」と回答した。
発売中の『女性セブン』では、現実味を帯びているSMAP再始動への全内幕、木村のSMAPへの強い思い、木村の独立情報などについて詳報している。
