2月17日(日本時間18日)、ノースリーブを着た大谷翔平の肩がメロンのようにデカい(時事通信フォト)
結婚と聞いて“嘘だろう”
大谷の日本ハム時代に打撃コーチを務めた柏原純一氏も「真面目に野球に取り組む姿しか記憶にないからね」と驚きを隠せない。
「ほとんどの人が知らないことですが、彼は3年後、5年後、10年後を考えて練習をしていました。例えばウエイト。遠征先で朝10時過ぎ散歩してると、彼がその時間に契約しているウエイトトレーニング場に向かっている。朝帰りする選手は多く見てきましたが、そんな選手は彼だけでした。本拠地の札幌ドームでも、早くから来てウエイトに取り組んだり、室内マシーンで打ったりしている。そういうところを見せないから、誰も彼のことを深く知れなかったのかもしれません」
こんなエピソードもあったという。日ハムの投手会が裏方を集めて遠征先で慰労会を開いた時のことだ。
「もちろん大谷も投手の一員として参加していましたが、他の選手や裏方は二次会で羽目を外すことを楽しみにしているなか、大谷は一次会で帰ったそうです。そして、日付が変わる頃に戻ってきた選手のひとりが、宿舎近くのウエイトトレーニングのジムからトレーナーと出てくる大谷を見たらしいんです」
柏原氏は、こうした大谷の姿を振り返って、今回の結婚について最後にこう語った。
「ずっと野球一筋の姿を見てきたから最初は驚きましたが、彼は人生設計がしっかりしているのでしょう。だから3年後、5年後、10年後を考えた練習ができる。結婚と聞いて、“嘘だろう”と思いましたが、よくよく考えれば彼らしいのかもしれない」
結婚という人生のターニングポイントを迎えた大谷のさらなる活躍をチームメイトも期待しているようだ。
