国内

【自民党・過激パーティー】醜聞の裏に二階派vs安倍派ドロドロのリーク合戦 足の引っ張り合いを利用して権力維持に走る岸田首相

二階派vs安倍派で足の引っ張り合い…(安倍派幹部の世耕弘成・前参院幹事長/時事通信フォト)

二階派vs安倍派で足の引っ張り合い…(安倍派幹部の世耕弘成・前参院幹事長/時事通信フォト)

 自民党の醜聞が次々と飛び出して止まらない。その裏にあるのは、裏金問題で解散に追い込まれた派閥同士がさらなる“足の引っ張り合い”を始め、岸田文雄・首相がそれを利用して自らの権力維持に走るという国民不在の構図だった。

以前からダンサーたちを接待に使っていた

“誰が流したんだ!”

 自民党青年局近畿ブロックの「ハレンチ懇親会」問題は、裏金問題で追及されている安倍派と二階派の陣営を直撃した。

 懇親会を主催したのは二階俊博・元幹事長が会長を務める自民党和歌山県連。ダンサーを招いたのは安倍派幹部の世耕弘成・前参院幹事長の元秘書である川畑哲哉・和歌山県議だ。世耕氏は「二階王国」と呼ばれる和歌山で二階氏に対抗してきた県連の実力者でもある。

「川畑県議は以前からこのダンサーたちを接待に使っていたらしく、それで今回も呼んだ。親睦会は1部と2部に分かれていて、1部は女性たちがステージ上で踊るのをみんなで眺めていただけでした。ところが2部になると女性たちは客席を回りながら踊る形になり、そこから雰囲気がガラッと変わった。女性たちは男性の膝に乗ったり、男性側も触ったりと、お色気行為があちこちで過熱し、収拾がつかなくなった。川畑氏が拍手や手拍子で盛り上げていたそうです」(県連関係者)

 川畑氏に聞くと、「(お色気行為については)直接見ていないと記憶しております。全ては私の責任です。取り返しのつかないことをしてしまいお詫びのしようもございません」と回答した。

 自民党執行部の追及は早かった。懇親会に出席した安倍派の藤原崇・青年局長、二階派の中曽根康隆・同代理が役職辞任に追い込まれ、川畑氏は自民党を離党した。

関連キーワード

関連記事

トピックス

左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
衆院広島5区の支部長に選出された今井健仁氏にトラブル(ホームページより)
【スクープ】自民広島5区新候補、東大卒弁護士が「イカサマM&A事件」で8000万円賠償を命じられていた
週刊ポスト
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏(=左。時事通信フォト)と望月衣塑子記者
山尾志桜里氏“公認取り消し問題”に望月衣塑子記者が国民民主党・玉木代表を猛批判「自分で出馬を誘っておいて、国民受けが良くないと即切り捨てる」
週刊ポスト
「〈ゆりかご〉出身の全員が、幸せを感じて生きられるのが理想です。」
「自分は捨てられたと思うのは簡単。でも…」赤ちゃんポスト第1号・宮津航一さん(21)が「ゆりかごは《子どもの捨て場所》じゃない」と思う“理由”
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
NEWSポストセブン