大谷選手サイドにとってはシーズンイン前の最も忙しい時期に、水面下で当局とメディアが組んで証拠を集め、一気に“急襲”されたのでしっかりと対応できなかったというところでしょう。捜査当局の存在感を示すことにはなったでしょうが、大谷選手にとってはたまったものではありません」
また、大谷がアジア人であることも「無関係ではない」という声がある。
「いくらユニコーンともてはやされていても、ベースボール発祥の地であるアメリカでは、大谷選手は所詮“外国人”なのです。特にアジア人への偏見や差別は根深いものがある。次々と記録を更新する彼の活躍をおもしろく思わない人たちは少なくない。実際、ドジャース以外の球団のファンたちからは、一連の問題で大谷選手の責任を追及したり、『処罰せよ』と論じる声がすぐに上がり、大谷選手の会見後も止まりません。
米球界には、これまでの記録を塗り替え、慣習にも風穴をあける大谷選手へのやっかみがあるはずです。いまは球団もMLBも大谷選手を守る姿勢を見せていますが、万が一、水原氏が野球も賭けの対象にしているようなことがあれば、”見せしめ”的に大谷選手への処分を実施する可能性もあるでしょう」(前出の別の在米ジャーナリスト)
3月28日発売の『女性セブン』では、水原氏から7億円近くをからめ捕った犯罪組織の正体、大谷の助っ人となる「最強弁護団」の戦略、違法賭博だけじゃない水原氏のさまざまな疑惑、「怪しい副業」などについて詳報している。